ソーシャルワークは、「つなぐ」技術とも言われています。
相談を受けて、様々な関係機関に「つなぐ」ことも仕事のひとつです。
行政や福祉の相談も、様々な機関を紹介して 「つないで」くれます。
「つなぐ」こと
それは、「つなぐこと」自体よりも 「つなぎ方」が大事なのです。
「つなぐ」とは、「ネックレス」のようなものなのです。
最初のチェーンは、一番最後のチェーンにつながり、輪となる。
これが、「つなぐ」ということなのです。
ソーシャルワーカーや相談担当者が、他の機関を紹介すると
そのまま、紹介しっぱなしになっていることが多く見られます。
その問題が最終的に、自分のところに戻ってくることはない。
「輪」ではなく、「ロープ」のような「つなぎ方」です。
「つなぐ」というのは、「いったん、そちらにつなぎますが、最後はこちらに帰してくださいね」と
いうことなのです。
必ず、「輪」にしなければならないのです。
単に他の機関につないで、そこで「問題が解決」されれば良いのですが、
もし、問題が解決されず、次から次へとつながれると
それは、相談者にとってみると「たらい回し」なのです。
「つないだら」 最後には、戻してもらうこと。
「つなぐ」というのは、そういうことなのです。 (げんき)
≪問題解決力がアップするポイント その3≫
『紹介する』というのは、自分が知っている人であることが前提です。
「つなぐ」のも同じ。「自分の知らないところ」につないではいけないのです。(げんき)