ソーシャルワークで 他の機関と連携するときに 『困ること』があります。
それは 「行政や福祉の機関の担当者が 変わること」 です。
もちろん、これは 仕方のないことなので このこと自体は問題ありません。
『困ること』
それは 『担当者が変わると支援の内容が変わること』 なのです。
人によって 支援が 変わってしまうこと です。
難しく言えば 『属人的』になってしまうのです。
人によって違うのです。
特に 『人を支援する仕事』の場合は この傾向が強く出ます。
それは どうしても 「その人の思い」が含まれてしまい、 「その人の思い」の強さや弱さが
そのまま 目に見える形で 表れてしまうことが多いからです。
他機関だけでは ありません。
これは園にも言えることです。
あの先生とこの先生 同じ相談内容でも全然 答えがちがってくるのです。
これでは 相談した人は 迷ってしまいます。
「支援」というのは 担当する人によって 変わってはいけないのです。
「支援」が変わるということは
その「問題の本質的な部分」の捉え方が違うということです。
もちろん、手法というか方法は 人によって変わることもありますが、
「支援の方向性」や「最終的な形」は 誰がやっても同じでなければならないのです。
それは ゴルフのようなもの。
打ち方は 違っても クラブの使い方は違っても
「旗に向かって打つこと」は どのメンバーも同じです。
園で大切な視点は まず 「支援の方向性」をしっかり 話し合って あわせておくことです。
しかし その前に もっと大切なことがあります。
それは それぞれの「保育観」をあわせておくことなのです。 (げんき)
≪問題解決力がアップするポイント その7≫
「保育観」が園で 共有されているだけで、問題解決スピードは早くなるのです。(げんき)