その23) なぜ 問題解決を スピードアップしなければならないのか?

  

「なぜ 問題解決を スピードアップしなければならないのですか?」 

 

 

 

それは 

 

問題は 『長期化』 するからです。 

 

 

詳しくは、「保育相談支援」のポイントで ご紹介したいと思いますが 

 

ここでは 簡単にご説明したいと思います。 

 

 

 

スクールソーシャルワーカーとして 活動させて頂いて 

 

もっとも 顕著に感じたのが  この「問題の長期化」 です。 

 

 

 

ある生徒の中学校での問題は、 もともとは 小学校時代から 存在しています。 

 

小学校高学年での児童の問題は もともとは 小学校低学年の頃から存在しています。 

 

小学校3年生くらいまでの問題は、 保育園や幼稚園の頃にすでに存在しています。 

 

 

このことが とても よくわかるからです。 

 

 

これは、発達面の問題だけではなく、特に「家庭」が少しでも関わっているような問題の場合 

 

ほとんどが 問題は もちこされます。 

 

 

 

そして 学校現場に入って 非情に残念だと思ったのは 

 

 

問題は、解決されず、次に先送りされている点です。 

 

 

小学校では 卒業して 中学校に その問題が持ち越されると ほっとしています。 

 

中学校では 卒業して 高校に その問題が持ち越されると ほっとしています。

 

 

これが 事実ではないでしょうか? 

 

「いや うちの学校は 違う」とおっしゃる先生がいらっしゃれば 大変申し訳ないのですが、

 

少なくとも 僕が見てきた 現場では これが現実でした。

 

 

もちろん、問題がすべて すぐに解決されるものではないと思いますが、

 

ただ、「問題をこの時期に解決してみせる」という 少なくとも

 

熱い想いを 持っていなければ 決して解決することは ありません。

 

 

 

だから こそ 保育の現場での相談支援が 大切なのです。

 

 

ここが すべてのスタート地点 だからです。     (げんき)

 

 

 

 


 ≪問題解決力がアップするポイント その23≫

「問題を解決する」というのは 「相手が楽になる」、「幸せになる」

そのお手伝い という意味だけではありません。

「人生とは心の持ち方ひとつで いかようにもなる」ということを感じてもらうためなのです。(げんき)