その24) 「つなぐ」ばかりではなく、ときには「切る」ことも必要です。

 

相談支援 

 

そして  ソーシャルワーク  というと   

 

「つなぐ」 というイメージが強いものです。 

 

 

他機関との連携、スムースなつなぎ 

 

そうした 「つなぐ」という部分に 重きが置かれます。 

 

 

これは  とても 大切なものです。 

 

 

でも 実際に 相談支援を行っていると 

 

その逆の支援が 必要な場合も あるのです。 

 

 

それは 

 

「切る」 支援  です。 

 

 

例えば 

 

相談者の中には、とにかく 相談できる場所には 全部行く 

 

色んな人に相談して、沢山のアドバイスをもらうことで 

 

情報は沢山あるのだが、 逆に迷ってしまう人も いらっしゃいます。 

 

 

「ここにも相談にいきました。 ここも行きましたよ」 

 

とにかく ありとあらゆる相談に行かれています。 

 

 

 

ということは、 今 あなたに相談したとしても 

 

また 新たな相談機関があれば 

 

また その方は そこに 相談に行く可能性は 高くなるのです。

 

 

 

こうした場合には きちんと伝えてあげる必要があるのです。

 

それは

 

今必要なのは

 

「情報」ではなく、「選択する」こと です。

 

 

今までの相談の中で頂いたアドバイスを 選び 「実行する」こと なのです。

 

そのためには、 たくさんの情報を 「切る」ことによって

 

整理する お手伝いも 必要となってきます。

 

 

1本ずつ つないで いけば  ロープも長くなりますが、

 

ひとつの結び目に たくさん つないでも  それは ごちゃごちゃして じゃまになるだけです。

 

 

「つなぐ」と「切る」は セットで 持っていましょう。   (げんき)

 

 

 


 ≪問題解決力がアップするポイント その24≫

どんなことでも そうですが、「適度な状態」というのが求められます。

「やりすぎ」は 悪い方に向かいます。

「相談」もそうです。「相談のしすぎ」は、かえって問題を複雑にすることもあるのです。(げんき)