今日は 保育相談支援とは 少し内容が 異なりますが
ぜひ みなさんにも お役立て頂きたい「問題解決」の方法を ご紹介したいと思います。
これは 私自身が 親と子のメンタルヘルス研究所に いらっしゃる お母さん方にお伝えして
実践してもらっている方法(行動療法)です。
当研究所には、お子さんについての様々な悩みをお持ちのお母さん方がいらっしゃいます。
保育園、幼稚園の子を持つ保護者さんだけでなく、小学生から高校生まで様々です。
その中でも、多いご相談が、 『こどもに 行動させたい』 という悩みです。
「ぜんぜん、言っても聞かないんです。わかったと口では言うけど・・・どうしたら やりますか?」
というご相談です。
内容は 不登校で学校に行かないや勉強しない、運動しない など 様々ですが、
どの相談にも使える 「相手に行動を促す方法」というのは 実は あるのです。
『相手を変える』や 『相手に行動を促す』 というのは とても難しいものです。
「わかった、そうだね」や 「わかった。わかった」と もし 相手が言ったとしても
実際には 気持ちが変わったり、 行動が変わるというのは ごくごくまれ です。
やはり 行動には 結びつかないのです。
そんな、何を言っても 相手が変わらない、相手が行動してくれない時
できる方法は ただ1つ です。
それは 「環境調整」という方法です。
「環境調整」とは
何もこちらが 直接 本人に働きかけず 相手の環境を知らぬ間に整えていくことで
相手が 自然に そうせざるを得ない状況を作る方法(行動療法)です。
手順は この3つです。
①まず、相手に「なって欲しい、理想的な状態」を決めてください。(あなたの希望です。)
②それを実現するために本人(相手)がやらなければならない『行動』を3つ決めてください。
③その行動ができるようになるための『環境』を作るために、あなたが『働きかけること』を5つ考える。
この3つの手順です。
これだけです。
3つの『行動』をできるようにするために それぞれ5つずつ『環境』を整える。(環境を変える)
すると、15の「環境調整」(環境の変化)ができます。
人間の脳は3つの『行動』とそれに伴う「環境」を15セットされると 脳自体がそれにあわせようと
するようなのです。 自ら行動をはじめようとするのです。
それがなぜなのかは よくわかりません。
ただ、色々とやってみて わかったのは、 5つでなければ変わらないということです。
なぜか 3つでは うまくいきませんでした。
これだけで、この「環境調整」をするだけで 理想的な状態に近づいていきます。
私のところに全国から来るこどもたちのうち74人中60人(80%以上)これで行動を始めました。
「環境」が変わると「行動」が変わる。そうすると『習慣』が変わり、問題解決(目標達成)も可能です。
【例えば】 こどもが少し太ってきたので体重をやせさせたい保護者がいた とします。
①まず、相手になって欲しい、理想的な状態を決めてください。
例)体重が3月までに45キロになってほしい。
②それを実現するために本人(相手)がやらなければならない『行動』を3つ決めてください。
例)①9時以降は食べない②毎朝20分歩く③毎日体重計に乗り、記録する。
③その行動ができるようになるための『環境』を作るためにあなたが『働きかけること』を5つ考える。
(行動)9時以降は、食べない。
①食べ物は全部戸棚に直す。②食事を5時にする。③朝食は大好きなものを準備する・・・・
(行動)毎朝20分歩く
①お気に入りのシューズを買ってあげる②カレンダーとシールを準備③・・
こうして 決めていき、 それを準備するだけです。
これは もちろん 自分自身に 新しい習慣を取りいれるときにも 十分使えます。
私自身も これで なかなか続かなかった 朝のランニングや筋トレが 今では 楽々続いています。
アスリートの子を育てているお母さん方にも 先日ご紹介しました。
是非 何か機会があれば 使ってみてください。 (げんき)
今日は、ほんの一息入れてもらうための内容でした。
この方法のやり方を書いた≪簡単な手順書(A4 2枚 PDF)≫が必要な方は
是非お問合せフォームからお知らせください。メールでお送りさせて頂きます。(げんき)
あっ もちろん無料です!そのあとメルマガ登録や広告メールなどありませんのでご心配なく。