先日、ある企業様でお話をさせて頂きました。
「社内のメンタルヘルス対策は、様々なものがありますが、、、、、
上司の方や管理職の皆さん方は、 部下や社員のこころを動かすようなお話
感動して 涙が出るような話をされたことは ありますか?」
その後 その場は 沈黙の場となりました。
これは 企業内でのメンタルヘルスの話ですが、
もちろん保育の現場やメンタル不調の保護者の方への対応にも 言えることです。
「こころを動かす」
「感動を与える」
それは とても難しいことかもしれません。
実は 忘れてはならないことが 1つあります。
それは
メンタル不調は 「薬で治る」ものではない ということです。
服薬は あくまでも 症状を改善するためのもの です。
『薬を飲めば治る』ものでは ないのです。
症状が改善するために 必要なもの
それは 「きっかけ」 です。
「考え方や思いくせが 変わるほど こころが動かされること」
これが大切なのです。
メンタル不調になって、薬を飲み、症状が一時的に安定したとしても
考え方のクセ(認知の歪み)が変わらなければ、 寛解すること (症状が和らぎ安定した状態)は
難しいのです。
そのためには 考え方のクセや思いが変わる 「きっかけ」が必要なのです。
「気づき」ともいえますが
それは 「感動」し こころを動かされ 涙が出るような 深い一言や出会い
それを「きっかけ」に 考えや思いが変わり 改善していくのです。
上司の一言や管理職の一言
これは プレッシャーを与え、ストレスを与え ダメージを与える事もあります。
でも その全く逆もあるのです。
上司のたった一言
それが 胸を打ち、感動し、こころを動かされ 涙があふれてくる
その一言が メンタル不調であった職員を 改善させる「きっかけ」になることもあります。
人のこころを動かす「言葉」
これに 勝る「薬」を 僕は 今まで 見たことが ありません。 (げんき)
≪問題解決力がアップするポイント その51≫
「言葉」とは 「毒」にも「薬」にもなるものです。
でも、「言葉」自体が悪いのではありません。薬の調剤師の方のように調剤しているのです。
「言葉」は その人のこころに毒があれば毒になります。優しさや想いがあれば薬になります。(げんき)