「相談を受けたときに なにを 相手に伝えたらいいですか?
何を教えてあげたら いいですか?」
これは 以前 中学校に入っていたときに、 中学3年生の女の子から頂いた
とても シンプルな質問です。
実に シンプルです。
相談の内容が 100通りあったとしても
結局のところは この「何を教えてあげたらいいか」に つきます。
『相談』
実は 相手に「答え」を教えることでは ありません。
「相談でつたえること」
それは
『自分の中を整えること』 なのです。
自分の内側にあるものを 整えなさい。
それを 教えてあげることなのです。
「相談」は それ以上の意味を持っていません。
自分の中のごちゃごちゃになった 思いや考えを まずは 整える。
ひとつ ひとつを 優しく 仕分けして 箱に収めてごらん。
そう 教えてあげること なのです。
そうやって 整理整頓された こころの中に
答えは あるのです。
間違っては いけません。
答えは こちらには ないのです。
あるのは 相手の こころの中です。
あなたのうちの「はさみ」の場所は 僕には わかりません。
あなたのうちの「切手」が置いてある場所も 僕には わかりません。
わかるのは あなた だけです。
相談を受けたら
「まずは 思いを整理してみよう」
そう 教えてあげること です。
それが その子へ 送った アドバイス でした。
もちろん
「教えてあげたい」 というその想いが 一番 大切です。 (げんき)
≪問題解決力がアップするポイント その78≫
「なにかに答えてあげたい」という思いは 「思いやり」のひとつです。
その答えが正しいとか、間違っているとかではなく
「答えてくれたこと」。 そのことが 相手への 尊い愛情なのです。(げんき)