一生懸命 相談にのって 支援をしていても
どうしても うまくいかず 相談を受けた支援者の方が 壊れてしまうことがあります。
まさに「バーンアウト」したような状態
そんなことは ありませんか?
特にまじめで 思いやりがあって その人のことを何とかしてあげたい
その思いが強い人に多く見られます。
一生懸命にやっても
まったく 相手の状況が改善されない・・・良くならない・・・
そうなってきたときに 自己嫌悪や相手に対しての苛立ちが起こり
家に変えっても ずっと気になる、、、寝る前にも なかなか寝付けない、、、
でも 相談者の方は 案外 平気な様子
支援者に おまかせになっている、、、。
そんな状況に出あったり 悩んでいませんか?
実は その原因
とてもシンプルなもの なのです。
それは
「目標設定の仕方が間違っている」 のです。
目標設定
これは 自分で目標を立てて行うのと 誰か他の人を支援するときに目標を立てるのでは
一見 やり方がちがっているように 見えます。
たとえば
「今 目の前にいる相談者の方の不安を減らしてあげたい」と思ったとします。
でも それを目標にしてしまうと 自分自身が壊れてしまう可能性が高くなるのです。
意外に多くの方が こうした目標を立ててしまいがち です。
それは なぜか
「目の前にいる方が 不安になるか どうか」のカギを握っているのは
あなたではなく その方 です。
あなたには どうしようもないこと なのです。
自分でコントロールできないことを目標にしてしまうと
それを相手がやってくれない場合
永遠にその目標は 達成することはありません。
だから
「なんで・・・なんで・・」となって しまいます。
同じように 「今 目の前にいる相談者の方の不安を減らしてあげたい」と思っても
それ自体を目標にせず 別の目標を立てるのです。
「不安を減らしてあげるために」 できることは
1)週に1回は必ずこちらから連絡をとってあげる。
2)週に1回は1時間ほど面談して、そこでは 不安を全部吐き出してもらう。
3)会うたびに 1つは 不安解消できるアドバイスを行う。
これを目標にします。
これは あなた自身がコントロールできる目標です。
だから あなたが 決めた目標は あなた自身がやれば 達成できるのです。
その目標を達成することで 「相談者の不安を減らしてあげること」ができるかもしれません。
ここで 大切なこと
それは あなたが目標を達成できたとしても
相談者の方は 相変わらず 不安かもしれないのです。
それは あなたには コントロールできないこと だからです。
それでいいのです。
もちろん そのあと また 新たな目標を きっと あなたは 立てるはずです。
でも、
もし 「あなたにはコントロールできない目標」を立ててしまい、 それがうまくいかなかった場合
もう あなたは やる気を失ってしまいます
そして
この相談者からは逃げたくなってしまうのです。
「目標設定の仕方」
これが 支援者にとって もっとも大切な技術 なのです。 (げんき)
≪問題解決力がアップするポイント その80≫
少し長い記事になってしまいましたが、とても重要なポイントです。
相談を受けたなら 目標という「旗」を誰でも立てるはずです。
遠くの「旗」を立てるのではなく、小さな「旗」をたくさん立てて進むほうが早く着きます。(げんき)