その92) 相談支援の「プランニング」には 2つの意味があるのです。

 

 

ソーシャルワークや相談支援の中に 「プランニング」という言葉があります。 

 

 

アセスメント(事前評価)して プランを作る というプロセスだけでなく 

 

保育の現場での長期的な目標、短期的な目標を作ること 

 

そこでも「プラン」という 言葉が出てきます。 

 

 

 

相談支援やソーシャルワークの中で 出てくる 「プラン」 

 

 

その意味は 「計画」です。 

 

 

 

「支援計画」を作る という場合には 

 

 

どういった「ニーズ」があるので、どういった「サービス」を提供したらよいか 

 

つまり、どこに どのように「つなぐ」のか それが主に「計画の内容」になります。 

 

 

ほとんどの場合 「どこにつなぐか」を「プランニング」と呼んでいるのです。 

 

 

 

 

実は ここで 一つ 考えておきたいことが あります。 

 

 

それは 

 

「プランニング」の  もう一つの意味です。 

 

 

 

「プランニング」 

 

そのもう一つの意味  それは 「企画する」こと です。 

 

 

「企画すること」も 「計画すること」も同じじゃないのですか?? 

 

そう質問されそうですが、 ここでの意味合いは少し違ってくるのです。 

 

 

「企画すること」  

 

それは 2つのプロセスがあります。 

 

 

それは  

 

「アイデアを出す」 そして それを使って「企画を立てる」という流れです。 

 

「アイデア」を何らかの「形」にして(組合せることが多いのですが) 実現可能な 「企画」にするのです。 

 

つまり 「アイデア」が必要なのです。 

 

そして その「アイデア」を どれだけ多く集めているのかが大切になってくるのです。 

 

 

 

 

「どこにどのようにつなぐかを考えて計画すること」 と

 

「いかにアイデアを多く集めて それを組み合わせることによって新たなものを企画すること」

 

 

それは 同じ「プランニング」でも 全く違うものなのです。

 

 

どうやって この2つを使い分けるのか?

 

 

「自分の場所」では解決ができない場合は 「どこにどのようにつなぐかを考えて計画」し、

 

「自分のいるこの場」で解決しなければならない時には 「企画する」ことです。

 

 

 

もし 保育所であれば

 

保育所では到底解決できない場合は、 他につなぐ「計画」を立てること。

 

保育所内で なんとか解決しなければならないのであれば、「企画する」こと。

 

 

問題を解決するための「プランニング」には

 

この2つの視点が必要なのです。

 

 

 

「計画する」のか、「企画する」のか

 

アセスメントの段階で 瞬時に頭を切り替え、判断すること

 

これが 『プランニングの技術』なのです。  (げんき)

 

 


 ≪問題解決力がアップするポイント その92≫

「アイデア」をどれだけ集めるか、これはとても重要です。

常日頃から「アイデア」をストックしておくこと、そして共有できる形にしておくことが大切なのです。

「アイデア」を貯めておく習慣を作りましょう。(げんき)