その108) 本人と周囲との「スピード」の感覚には ズレがあるのです。

 

 

今日は、メンタル面の不調のお話をしたいと思います。 

 

 

自分の周りで、 

 

例えば 同僚だったり、保護者の方だったり、自分の家族だったり、 

 

「なんだか 調子悪そうだなぁ・・・・」 

 

「最近、何か やることが遅いよねぇ・・・・」 

 

 

 

いつもより、なんだか 遅い と感じること 

 

もしかしたら みなさんも経験があるかもしれません。 

 

 

 

そんな時に  

 

相手を急がせたり、 

 

焦らせたり  してはいませんか? 

 

 

 

 

もし、なんだか調子が悪くて 作業や行動が遅いなぁと感じたら 

 

 

やらなければならないことが あります。 

 

 

 

それは 『減速する』こと です。 

 

 

スピードを落とすこと です。 

 

「えー、、遅いのにですか???」 

 

よく 質問されるのですが、 「そうです。減速してください」と 伝えています。 

 

 

 

周囲が遅いと感じているとき 

 

実は 本人は 速いと感じていることが 多いのです。 

 

 

周りは遅いと感じている時 

 

本人には 自分以外の全てが速く感じるのです。 

 

 

そんな時に 急かしたり、焦らせたりすると どうでしょう? 

 

 

本人は、「これ以上 速くできない」と パニックになってしまいます。 

 

 

この減少は 逆もあります。

 

周囲が速いと感じているのに、本人には 周囲が「もう、遅すぎ」と感じてしまうのです。

 

ここでも 周囲と本人とのスピードの感覚にズレが生じてくるのです。

 

 

 

もし、相手がなんだか 遅いと感じたならば

 

その人のスピードに合わせて 伴走してあげましょう。

 

 

その人と一緒に走り、同じペースで進んであげるのです。

 

 

そして、互いのペースがあってきたならば 少しずつ スピードの調整をしてあげることが

 

大切なのです。

 

 

これは 大人だけでなく、こどもたちにも いえることです。

 

 

なんだか 調子が悪そうだなと 感じたら

 

周囲が遅いと感じても 減速してあげましょう。

 

 

 

誰にでも そんな時は あるのです。  (げんき)

 

 

 

 


 ≪問題解決力がアップするポイント その108≫

焦らしたり、急かしたりすることは、一見 当然の行為のように見えるのですが、

実は 間逆の作用が働くことの方が多いのです。

焦らす、急かすは 不安や恐怖を増加させます。事故にもつながるのです。(げんき)