その134) 「考えさせる」支援ではなく、「絵の見える」支援

 

 

相談をお受けする時間というのは、 「短い時間」です。 

 

 

その「短い時間」の中に たくさんのことを詰め込むことは できません。 

 

 

 

この「短い時間」を どのような時間にするのか 

 

 

 

それは 相談をお受けする前から 既に 持っていなければならないのです。 

 

 

 

 

 

相談をお受けする時間 

 

 

 

この時間を 相手に「考えさせる時間」 

 

 

「考えてもらう時間」として 使っている方も いらっしゃいます。 

 

 

 

そうした やり方も 一つの方法です。 

 

そのやり方が 決して 悪いわけでは ありません。 

 

 

 

 

僕は  この短い時間を  違う形で 捉えています。 

 

 

 

 

それは 

 

 

この「短い時間」を 「絵を描いてもらう時間」にしています。  

 

 

 

ご相談者の方へ お話させて頂く際に 気をつけていること 

 

それは こちらの話を聞いていただきながら 想像してもらうことです。 

 

 

 

「こういう方法をとると こうした結果になるんだ・・」 

 

「そっか、こうしたら もっとよくなるんだ」 

 

 

 

お話を聞いていただきながら ご自分が どんどん良くなっていく姿を 

 

想像してもらうのです。 

 

 

「想像してもらうこと」 

 

ここに 重点を置いています。 

 

 

 

もちろん、「考えてもらうこと」も大事です。 

 

でも この短い時間を 「考えるだけの時間」にしてしまうと 

 

面談の時間が終わったと同時に 

 

もう考えることを やめてしまいます。 

 

 

 

 

この「短い時間」を 「絵を描く時間」

 

 

想像する時間として 相談者の方と共有すること

 

 

膨らませていくことで  

 

 

相談の時間、面談の時間が 終わった後にも

 

考えてもらうことが できるのです。

 

 

 

 

相談支援の後、

 

 

相談者の方にやって頂きたいこと

 

 

それは 「考えること」そして「行動を起こすこと」だからです。

 

 

 

そのためには 「考えたくなる気分」を作ってあげることが大切なのです。(げんき)

 

 

 

 


相談支援というのは、「相談をお受けする」前に 形を作っておく必要があります。

相談をお受けしている最中に考えていては 時間が足りなくなるのです。

お話を聴くこと、そして 絵を描いてもらうこと。この2つは欠けてはいけないのです。(げんき)