僕は、自分が運営している
「ソシアルプラン」という企業向けのメンタルヘルス支援の会社では、 働く社員の方からの相談。
「親と子のメンタルヘルス研究所」の中では、保育園の職員の方からの「メール相談」をお受けしています。
現在、僕自身は 56名のクライエントさんのサポートをしています。
そのため、業務上のメールは、一切 外して
純粋に 「メンタル不調のメール相談」に限っても
1日に 少ない日でも30通以上は メールでの相談をお受けしています。
それは、土日を除くと ほとんど 毎日頂いています。
研修業務や面談、打ち合わせなどの合間をぬって
どんどん メールをお返ししています。
皆さんが おっしゃるのは、とにかく返信が早いということ。
実は それは 早くお返ししないと いつの間にか どんどん 後のメールに
埋もれてしまうからなのです。
僕自身は、 業務は 基本 車では動きません。
全てを 「公共交通機関」で動いています。
運転している間は、何も出来ないので、 運転は プロに任せて
どんどん みなさんのサポートを行っています。
えっと・・・ 今日のブログは 僕がメールを沢山受けているという話ではありません。
「メール相談」について のお話です。
皆さんは、おそらく 「メール相談」というのは、
メールを頂いて、その内容に返信をして 元気を与えてあげる。
そう思っている方も 多いと思います。
もちろん、何か 誰かに聞いて欲しい話がある場合は
それで OKです!
でも
メンタル不調を抱えた方の「メール相談」というのは、
実は そういうものではないのです。
メンタル不調を抱えた方から 頂くメールというのは、 相談ではなく
一つの回復の基準点という位置づけなのです。
僕は、最初に頂いたメールによって、 この方とどのくらいの期間 メールをするのかを
実は 最初に設定しています。
それは 、3ヶ月の場合もあれば、 半年の場合もあります。
最初に ゴール地点を決めているのです。
そして、その3ヶ月後、半年後に この方が 「こういう状態」になっていて欲しい
そういう「理想の状況」を設定しています。
そのゴールを「設定基準点」と呼んでいます。
今という地点から そのゴールである「設定基準点」にあわせて
一直線に 線を引いて その線の中に 沢山の点を設定しています。
そうして その方とのメールのやりとりをしながら
今、その方が回復に向かっているのか、上向きなのか 落ちているのかを
確認しながら、 導いていくのです。
気持ちが落ちていれば 上向きになるサポートをし、
気持ちが高揚しすぎていれば 少し 抑え気味にサポートをする。
もちろん、調子が良かったり、悪かったり、。 3歩進んで2歩下がるのような状態で
ゆるやかに 進んでいくのですが、 そのプロセスをしっかりと確認しながら
メールサポートをしています。
「単に頂いたメールに返事をする」
これは メンタル不調の方への「メール相談」ではないのです。
メールを頂きながら まるで 伴走するかのように
スピードを調節して サポートするのが
実は 「メール相談」なのです。
「メール相談」
それは 「ナビゲートシステム」 なのです。 (げんき)
明日から、いよいよ6月ですね。梅雨のど真ん中に入っていきます。
皆さんも体調には 気をつけてください。
僕も 梅雨が苦手なので、気分を盛り上げるように お気に入りの傘を新しく買いました!(げんき)