僕は、ほとんど 事務所にはいません。
出張か外出が ほとんどです。
そのため、お昼ご飯やちょっとした休憩の際に 「ファミレス」を利用することもあります。
「ファミレス」
サラリーマンや家族、友達同士 ・・いろんな方が利用されていますが、
その中でも 夏休みは 若いカップルの方が 多く見られました。
でも よーーく見てみると カップルでも その距離感が 微妙に違います。
ここに2組のカップルがいます。
あるカップルは
互いに向き合って 座り
静かに 何か 大切な話をしています。
そして もう1組の高校生くらいのカップルは
向き合って座るのではなく、わざわざ 前の席を空けて
横に座って ニコニコしながら 一緒にメニューを指差している
そんな仲良しのカップル もいます。
皆さんも そんな彼ら、彼女たちを 見かけたことは
きっと あるはずです。
僕は 常に カップルを見ているわけでも
研究しているわけでもありません。
この2組のカップルを見ると 「ソーシャルワーク」のあるべき姿が
見えるのです。
互いに向き合って静かに 話をしているカップル
これは「カウンセリング」を表現しています。
相手と向き合って、 内側をみつめるもの
これが 「カウンセリング」 です。
そして 横に座って 仲良く 一緒に決めている 高校生のカップル
これこそ 「ソーシャルワーク」なのです。
「ソーシャルワーク」は、向き合うものではなく、基本は 並列です。
横に並ぶように 一緒に考える姿勢で 行なうものです。
そして
向き合って話すカップルの話題が 「内側」だとすれば
横並びのカップルの話題は 「外側」です。
「ねぇ、どれにする? どれ選ぶ?」
「ねぇ このあと どこいく? 今度 どこいく?」
内側ではなく、外側に向かっています。
これは、ソーシャルワークでの「様々な社会資源」を選ぶのと同じものです。
そして もっとも 大切なことを この高校生カップルは 教えてくれます。
それは
「一緒に にこやかに 楽しく」 です。
この視点が 実は もっとも大事なものなのです。
「ソーシャルワーク」が最終的に目指しているもの
それは
本人が これから先 『自分で選択して 進んでいくこと』 です。
そのためには 「選び、活用していくこと」が楽しくなくては ならないのです。
「楽しく選ぶこと」が 大切なのです。
面談の後
相談者も 支援者も
笑顔で満足した気持ちで、笑い声が聞こえてくれば
その支援が うまくいった証拠です。 (げんき)
僕のソーシャルワークの研修は、「楽しく」というキーワードで展開します。
この高校生カップルのような 楽しいワークを用意しています。(げんき)