「保護者としっかりと情報を共有しましょう。」
保護者対応だけでなく、保護者とのコミュニケーションの中でも
よく聞かれる言葉です。
「情報を共有すること」は大切です。
ただ、
「こどもの対応」
これに関しては 「条件」がつきます。
よく、 気になる子への対応について
保護者と保育者が 「情報」を共有する場面に出会うのですが、
そこで 交わされている「情報」は
「あの本に載ってたんですけど・・・この子は もしかして・・」
「先日、ある先生からお話を伺ったのですが、おそらく・・」
「最近、テレビで 観たんですけど・・」
「ネットにいい情報があって、もしかして この子は・・」
そうした 「外部の情報」 です。
こうした「情報」も 一つの情報ではありますが、
目の前のこどもに対して 合うのか 合わないのか
その情報が役に立つかどうかは わかりません。
保護者と保育者が 共有しなければならない「情報」
それは 「うまくいったこと」 です。
「先生、聞いてください。この間、こうやってみたら うまくいきました。」
「お母さん、少しいいですか? 出来ましたよ!、こうやってみたんです。そしたら・・」
家庭でやって 「うまくいったこと」
保育所でやってみて 「うまくいったこと」
この「うまくいったこと」を共有することが大切なのです。
この「情報」こそ
どこにものっていない その子だけの「有益な情報」なのです。
「うまくいったこと」を共有していくと
それは しっかりと その子に 身についていきます。
それが 成長への手立てです。
「情報」は増やすものではなく 使うものなのです。 (げんき)
「情報」は交換することで、役立つものです。保育者は たくさんの「情報」を持っていますが、
実は、保護者はそれ以上に「情報」を持っている場合が多いのです。(げんき)