あなたの目の前に、「是非あなたに相談にのって欲しい」という方が 100人いらしゃいます。
もちろん、内容は様々です。
まるで、人気占い師の店に並んでいるように
ずらりと列を作って、 あなたの前に並んでいます。
さて、あなたは どうやって この100人の「相談」を受けますか?
このとき あなたが この100人の「相談」をそれぞれの相談に
あわせて、一つ一つ 違う対応をしていけば、 この列は、一向に進まないでしょう。
「それぞれの人の相談内容は違うのだから、その人のニーズに合わせて・・」
そう考えて対応していくと いつまで たっても 進まないのです。
実は、ここには 大事なポイントが 隠れているのです。
相談内容もニーズも 100人いれば 100通り全く違います。
でも
相手に 「伝えなければならないこと」
実は それは 「同じもの」 なのです。
100人いても 同じ方法 。
100人いても 伝えることは 同じもの。
誰が相談にのっても 同じ方法。
これが 「相談」 なのです。
誰かから「相談」を受けたとき
確認しなければならないことが 3つ あります。
それは
①その人は 何を求めているのか?
②そのために 何をしているのか?
③それは 効果的か?
この3つ です。
この3つを確認することが 「相談」といっても 過言ではありません。
相談者が「相談」をするというのは、「何かを求めている」ということです。
話を伺いながら 最初に確認しなければならないこと。
それは 「何を求めているか」です。
そして それを求めるために その人は 「何をしているか」が
次の確認項目になります。
そして、その「していること」が 「求めるものを手に入れる」ために
効果的なのか どうか。
この3つが 「確認しなければならないこと」 です。
もし、相談にいらした方が
「何か」を求めていて、そのために「何かをしている」。そのやっていることは
その人が求めているものを手にするために 効果的であれば、
「褒めること」
これが 「相談」における回答 なのです。
「素晴らしいじゃないですか!! それを是非やってください。きっとうまくいきますよ。」
これが 回答です。
もし、相談者が 何かを求めてはいるけど
「何も していない」 「何も 行動していない」 のであれば
「今、あなたが そのためにできることって 何かありますか?」
そう 質問してみることです。
そして 相手が、 自分なりに できることを見つけたら
「褒めること」
「素晴らしいじゃないですか!! それを是非やってください。きっとうまくいきますよ。」
これが 回答です。
相手が 何かやっているけれど きっと もっと良い方法があるとしたら、
「それ以外に もっと効果のある方法は 何かないですか?」と聞いてみます。
そして 相手が、 自分なりに できることを見つけたら
「褒めること」
「素晴らしいじゃないですか!! それを是非やってください。きっとうまくいきますよ。」
これが 回答です。
「相談」とは 確認することも
質問することも 最終的に 相手に伝えることも
実は 「同じ」なのです。
相手が求めているものを 手に入れるために
適切な行動を行なってもらう。
そのために 相手を勇気付けること。
これが 「相談を受けること」 なのです。 (げんき)
「相談する」というのは、「勇気付けて欲しい」ということです。
「私のやっていること、間違ってないよね」 それを保障して欲しい ということなのです。(げんき)