「相談支援」を行なう前に
最初に 準備をしておくこと、
決めておかないといけないことが あります。
それは 「進行管理を誰にお願いするか」です。
相談支援の「内容」には関わらずに
相談支援がスムースに「進行」するかどうかを 見守る。
これが「進行管理」です。
僕は 相談をお受けし、支援を開始すると
その内容については 一人で展開していきます。
それは 守秘義務などの関係で 他の方には伝えられない事もあるからです。
でも
自分自身が スムースに進行しているか どうかは
必ず 「他のスタッフ」に見てもらっています。
「相談支援」の中で 一番 気をつけなければならないこと
それは
「自分自身」を見失わない ということです。
一人で 進めていくと
自分自身の思い込みや過信
自分に掛かっている負担や不安感
相手との思惑の違いなどが 見えなくなるのです。
それを自分で確認するために、「知るため」に
他の誰かに 「進行状況」をチェックしてもらっています。
スーパーバイズではなく、 あくまでも 「進行管理」です。
進行管理の3つの「ふ」 というのを決めています。
それは
「ふ」・・・負担になっていないか
「ふ」・・・複雑になっていないか
「ふ」・・・不安感はないか
この3つの「ふ」です。
内容ではなく、自分自身が この3つの「ふ」に陥っていないかを
確認してもらうことが 大事なのです。
職員が 相談支援を行っている場合
管理職の仕事は 「交通整理をすること」なのです。
混乱して ごちゃごちゃになり 渋滞を起こしていないか
渋滞の中で イライラや不安がないか
これが「交通整理」です。
しっかりと見て 伝えてあげることが大切です。
「相談支援」とは
実は、一人でやるものではなく 「ペア」で行なうものなのです。(げんき)
誰かの相談支援の「進行管理」をする場合、内容に踏み込んだり、アドバイスをするのではなく
相談を受けている本人が、戸惑っていないか、不安がないかを確認します。(げんき)