その204) 実施の期日を安易に変更しないこと です。

 

あるソーシャルワーカーの方から

 

「先生は、ソーシャルワークでプランニングをされる際には、どんな点に

注意されていますか?」

 

という質問を頂きました。

 

 

 

ケースの内容や支援の内容は 様々なので

 

プランニングの内容は、ここでは 触れませんが、

 

 

自分なりの「ルール」は 持っています。

 

 

 

 

それは 「期日を安易に変更しない」 ということです。

 

 

 

相談支援やソーシャルワークをする中で 様々なシートを使用します。

 

その中で 大切なものは

 

実は 「支援の内容」では ありません。

 

 

それを実施する「期日」や「達成期限」、「締め切り日」です。

 

 

 

期日を記入する欄のない 「シート」では

 

支援の目標を 達成することは できません。

 

 

 

「支援の内容」というのは、様々な状況の変化で変わることもあります。

 

そのため、「変更」は 特に問題ありません。

 

 

ただ、その内容を実施する「期日」は 安易には変更しないことです。

 

 

 

「期日」を安易に先延ばして 変更すると

 

「まだまだ余裕がある」と思い込んでしまいます。

 

 

やらなくていいので、 少し ほっとします。

 

 

これを 何度も繰り返していると いつまで経っても

 

問題は解決しません。

 

 

 

「期日」を明確に シートに記入し

 

その「期日」に実行する。

 

あるいは その「期日」までに終わらせる。

 

その「期日」を安易に変更しない。

 

 

これを 「ルール」としています。

 

 

 

 

人は「期日」があるから 物事を進めようとします。

 

それは プランニングの内容では ないのです。 (げんき)

 


 

相談支援では、「なに」よりも「いつ」が重要になります。

「いつでもよいこと」「特に急がないこと」は、相談支援とは少し違うものです。(げんき)