仕事によっては、「制服」がある仕事があります。
例えば 警察官だったり、消防士さんだったり
ホテルなどのサービスをされる方であったり
そうした方は きっと 「制服」に着替えることによって
仕事モードになり 頭を切り替える。
そして その役割らしい振る舞いを きっと 行なうのだと思います。
相談援助や相談支援を 仕事とする場合にも
実は このことは 大切なのです。
「相談援助をしたい」
そう思い、その職に就く方は 基本的に みなさん
とても 優しい方ばかり です。
保育士の先生や対人援助職の方も きっと そうだと思います。
「なんとか力になりたい」
その「想い」が強いのです。
でも 支援をする場合
その ありのままの優しい自分で ストレートに向き合ってしまうと
苦しくなることがあります。
バーンアウトしてしまうことも 非常に多いのが この仕事です。
不調な方の相談支援をしながら、自らも不調になってしまう・・・
そうしたことは よくあること なのです。
相談支援で 大切なのは
仕事に入る前に 「型に入ること」です。
相談支援をする前に まず 「型を作る」ことが先なのです。
僕もほぼ毎日 5~10名の不調な方の面談をさせて頂いてます。
最初の頃は かなり 自分自身も 参ってしまうことも多かったです。
自分自身が 素のままで対応してしまうと こころが壊れることがあります。
僕自身は 仕事に入る前に 制服は ありませんが、
「型に入る」ことから スタートします。
こころを着替えるのです。
そして 皆さんと 相談援助職として 接しています。
「スーパーバイズ」という言葉がありますが、
それは 本当は その人の「型」を作るお手伝いなのです。
その人の性格や持ち味をしっかり 見極めて
その人なりの「型を作る」ために 客観的にチェックし アドバイスする
それが 「スーパーバイズ」だと思っています。
「型から出ること」によって 頭も切り替えることができるのです。(げんき)
「型を作る」ときに大切なのは、「線引き」です。
ここまでという「自分のこころのライン」を決めることです。
それは ここまでしかやらないと言う目線ではなく、自分自身の限界点を知るということです。
自分自身の限界があってもそれは恥ずかしい事ではないのです。(げんき)