その222) 『学習』という段階を整えるのも 役割なのです。

 

相談支援の中で、ご相談頂いた方へ

 

 

「情報提供」することが あります。

 

 

 

福祉的な情報か教育の情報か、保育の情報か医療の情報か

 

 

その「情報」の内容は 様々です。

 

 

 

ここでは 内容については 触れません。

 

 

 

次の段階へ進む プロセスについて お話したいと思います。

 

 

 

相談支援の流れの中では

 

 

「情報提供」の後は、「決断、意思決定」というプロセスになります。

 

 

 

ご提供した「情報」について

 

その方の「意志」を確認したり、決めてもらうことです。

 

 

 

「情報を提供したので、後は お母さんに決めてもらうだけだわ」

 

 

そう思って安心していませんか?

 

 

実は  後は、「本人次第」ではないのです。

 

 

 

この「情報提供」と「意思決定」の間には もう一つのプロセスがあるのです。

 

 

 

それが 「学習」です。

 

 

 

その「情報」をもとに 自分の悩みを解決する方法を考えたり、自分のニーズに

あうのか 検討したり、

 

 

そうした段階が 「学習」の段階なのです。

 

 

 

 

この時間を いかに 作り出せるか、どのように学習するかを アドバイスし、

 

しっかり時間を確保してもらうことが 大切なのです。

 

 

 

「これを決めたり考えたりする時には、 この部分がポイントになりますよ」

 

とアドバイスしてみたり、

 

「家に帰ってからも なかなか考える時間はないと思います。 一日、一項目ずつ

考えたらいいですよ! そんなに固まったお時間は取れないですもの。」

 

のように 日数がかかってもいいので、少しずつ毎日考えてくださいと

 

アドバイスしてみたり、

 

 

 

 

この『学習』の時間へのアドバイスが 

 

相談者にとっても、支援者にとっても 大切になります。

 

 

 

 

「なかなか 結論を出してくれないんです・・・」

 

「ちゃんと考えて頂けてるか、、心配です、、」

 

 

 

たった一つのアドバイスで

 

そうした不安を防ぐことができるのです。 (げんき)

 

 

 


 

自分の仕事は「もうこれで終わり」と思った時こそ、もう一度 流れを確認してみましょう。

ほんの少しの「アドバイス」で、スムースに事は運んでいくのです。(げんき)