その249) 「うまれてくるこどもたち」のための保護者支援

 

僕は、以前 労働局の雇用均等室で、

 

「育児両立支援職場環境整備コンサルタント」 として

 

そのあとは、「育児・介護休業トラブル防止指導員」 としての活動の機会を頂き、

 

本当に色々と勉強させて頂きました。

 

 

 

 

働きながら 子育てをするためには まだまだ 多くの壁があり、

 

それは 保育の現場だけでは、きっと分からなかったと思います。

 

 

様々な現状を見ることができ、その後の自分なりの『保護者支援』の考え方や

 

手法にも大きな変化を与えることになった貴重な経験となりました。

 

 

 

 

僕は、保護者支援や保育ソーシャルワークを行なう中で

 

 

実は、

  

妊娠中やこれから出産を迎える保護者(お母さんだけでなく、お父さんも)支援に

  

かなりのエネルギーを注いでいます。

 

 

 

これから出産を迎える 保護者のための支援です。

 

 

 

 

それは まさに 

 これから 『この世界に生まれてくる こどもたち』のための支援 です。

 

 

通常の保護者支援では、 必ず 保護者だけでなく

 

その方のこどもたちにも 会ってから 様々な支援が始まるのですが、

 

この場合は、まだ「その子」と会うことは もちろん 出来ません。

 

 

 

だからこそ  頭の中の『イメージの世界』で

 

「こんにちは。はじめまして。 きしもとげんきっていいます。よろしくね。」

 

そう その子に声をかけながら  保護者の支援がはじまります。

 

 

 

 

出産をひかえた 保護者の方は 「期待」や「夢」を いっぱいお持ちです。

 

 

でも、 その分

 

 

「不安」や「心配事」や「恐怖」も 多く抱えています。

 

 

 

 

僕は そうした お母さんやお父さんに

 

本業である メンタルヘルス支援の部分で こころの健康づくりをサポートしながら、

 

雇用均等室での経験を活かして

  

産前産後休業や育児休業などの様々な制度や規定などでの子育て支援、

 

 また ソーシャルワーカーとして、社会資源を含めた様々な制度を利用した育児支援、

 

 

それらをあわせて、 うまれてくる こどもたちと その保護者のために

 

ほんの少しでもいいので、何かの役に立つ存在になれたら と思っています。

 

 

 

 

保育者は 園に通う こどもたちだけでなく

 

地域のこどもたち

 

そして 今から うまれてくる 新しい「いのち」のためにも

 

その持てる能力を 最大限に発揮して欲しいと思います。

 

 

 

 

もうすぐ 新年度がはじまり、 次年度も 様々な研修の依頼を頂いております。

 

次年度は、僕が一方的に話す『講義型』の研修を なるべくやめて

 

会場のみなさんともっと話をしながら 

 

 

その場で 参加頂いた方の能力を引き出す研修

 

 

そうした内容の研修をお届けできたらと思っています。(げんき)

 


 

最近は、保育士の先生や幼稚園の先生の「保育者向け」の研修や講演ではなく

保護者の方や子育て中の方の研修や講話の依頼も増えてきました。(げんき)