『元気先生、相談支援やソーシャルワークを学ぶ時に、
本や情報から学んだことだけでなく、自分らしさを出したいのですが、、、
どうしたらよいですか??』
学生の方からメールを頂きました。
相談支援やソーシャルワークの場面で出す 『自分らしさ』
みなさんは、どのようなイメージを描かれるでしょうか?
相談支援やソーシャルワークでは、
『自分らしさを磨いて、オリジナルを出す面』と
『本や情報などの他の方の経験や、やり方を徹底してマネる面』
実は この2つの面が 存在しています。
相談をお受けして問題を解決するというプロセスには
2つの視点が必要なのです。
それは
「問題を見つける視点」 と 「問題を解決する視点」。
この2つ です。
相談支援を行う場合に必要な視点は この2つだと言ってもよいくらいです。
「課題は何なのかを発見し、問題を解決すること」
これが 相談支援 です。
この「問題を見つける視点」と 「問題を解決する視点」
これが 「支援者の個性を出す面」と 「共通したやり方をする面」なのです。
「問題を解決する視点」
これは 本や情報、スーパーバイズ、 他の方が行なった経験など、
うまくいった事例、ケーススタディを 取り入れることが大切です。
この視点は、徹底して事例から学び、マネることが重要なのです。
では、
「問題を見つける視点」は どうでしょうか?
実は、ここに 支援者の「個性」や「力量」が表れるのです。
「問題を見つける視点」(課題を発見する能力)
これは 人によって 全く違うものです。
常に何を意識しているのか、
どのような問題意識を持っているのか、
どのように社会を捉え、どのように人を捉えているかなど、
支援者自身の考え方や思い、理念などが
「問題発見の視点」に大きく影響を与えるからです。
この「問題を見つける視点」(課題発見能力)をいかに磨けるかが、
支援者の個性や能力として、「自分らしさ」を出すカギとなります。
そのためには
自分自身を見つめながら、常に 人の幸せや「福祉」とはどういうものかを
考え、学び続けることが やはり大切なのです。(げんき)
「課題をみつけること」(問題を発見すること)。 これが 一番難しいものです。
なぜなら「問題」は いつも覆面をかぶって 気づかれないようにしているからです。(げんき)