「元気先生、援助が うまくいった状態とは どういう状態ですか?」
ある ソーシャルワーカーの方から 質問を頂きました。
「援助がうまくいった状態」とは もちろん 最終的に笑顔になっている状態です。
そこに、「安心」があったり、「喜び」があったり、「幸せ」があったり
それが 「援助がうまくいった状態」です。
これが ごくごく普通の回答だと思います。
ただ、
支援者同士が 互いの『支援』や『援助』を評価する際の
たとえば スーパーバイスするときなどの
「援助がうまくいったかどうか」の判断
「援助がうまくいった状態」は、若干 違うものです。
それは
「援助が効果的に開始できたか どうか」
「うまくスタートさせることができたか どうか」
「スタート」
これが 重要なのです。
その援助の結果としてのゴールではなく、
援助がスタートした その「開始」時点です。
「援助がうまくいった状態」は ほぼ8割方
そのスタートにかかっています。
『最初の1歩』がスムーズに 効果的に動き出すと
ほとんど 8割方 成功に向かいます。
逆に、援助の開始が ごたごたしていたり、
機を逃したり すると その後も
うまくいかず 望む結果にならない
そうしたケースが多いのです。
『支援』や『援助』とは 支援者の実力は あまり関係ありません。
最初の1歩を その人自身が 自信を持ってスタートできたかどうか
そこにかかっているのです。 (げんき)
一番 エネルギーがいるのも やはり 「最初の1歩」です。
うまくスタートさせるためには どうしたらいいだろうか、それを常に考えています。(げんき)