その283) 「努力は保育者、手柄は保護者」だと「力」は合わせやすいのです。

 

 

僕の保護者支援の考え方の中心にあるもの。

 

 

 

それは

 

 

「努力は保育者、手柄は、保護者」 です。

 

 

 

常に これを肝に銘じながら サポートを行なっています。

 

 

 

 

よく、保育士の先生方から

 

「しつけなどについて、保護者が協力してくれません。」

 

「なんとか 積極的に こどもに関わって欲しいのですが、どうしたらいいですか」

 

 

そうした内容のご相談を頂きます。

 

 

 

そんな時に 保護者へ どのような対応をしたらよいか

 

保育者として 迷うことも 多いと思います。

 

 

 

 

基本的に、僕は 保護者へ声をかけるとき

 

「それは お母さんのおかげです。」 という感謝を必ず伝えます。

 

 

 

 

もし、こどもたちが何かできるようになった場合

 

 

「お母さんが言ってくれたから出来るようになったんですよ。ありがとうございます。」

 

そうやって褒めて、 手伝ってくれたことに感謝する。

 

それが 対応の基本です。

 

 

 

人は 誰でもそうですが、

 

「あなたのおかげ」と言われて 嫌な気持ちはしません。

 

 

そうすることで 保護者は積極的に 保育者と力をあわせようと考えてくれるのです。

 

 

 

それが たとえ 

 

保育士の先生方が 一生懸命教えた 努力の結果だったとしても

 

保護者が協力してくれるようになるほうが もっと 大事なのです。

 

 

 

こどもの成長は  

 

「誰のおかげ」であっても いいのです。

 

 

 

 

保育者が考えなければならないこと

 

 

それは

 

 

 「いかに 保護者と協力できる関係を作れるか」

 

 

 

そこが 一番 大事なところ だからです。 (げんき)

 

 


 

自分が頑張っている「証拠」を示すのではなく、

保護者が頑張っている「証拠」を示す。それが僕らの役割なのです。 (げんき)