こどもたちは、 毎日 たくさんの「成功」を生み出しています。
「成功」というと大げさに聞こえてしまうので
それでは 「できたこと」 とします。
毎日 たくさんの「できたこと」を 生み出しています。
簡単に水道のじゃぐちを開けることができたり、
スプーンを上手に使えたり
絵本をもとの位置に 戻すことができたり、
友達に「おはよう」と挨拶できたり、
数えられないくらいの「できたこと」を生み出しています。
こうした小さな「できたこと」は どうしても見逃してしまいます。
それは もう 「当たり前」のこと になっているからです。
そこには、 別に「驚き」も「感動」も感じないのです。
僕は 先生方に
こどもたちが うまくできたときに
「今回 何が あったから うまくできたのだろう」 と考えるように
お話しています。
「何があったから うまくできたのだろう」
そこには 必ず うまくいった原因が あるのです。
「できたこと」のその陰には 必ず 「努力」が隠れているのです。
その努力は もちろん その子自身の「努力」です。
でも、そこには 「先生の努力」そして、「保護者の努力」も
きっと 隠れているのです。
こどもたちが 何か 「できなかった」としたら
その「できない理由」は いくらでも 想像できます。
それを保護者に伝えることも 実は 簡単なのです。
「おうちで これを練習してみてください。」
「まだ、これができていないですね、、、」
「出来ない理由」は いくらでも 見つかるのです。
本当に見つけなければならないもの。
それは 「出来た」の陰に隠れている 「努力」なのです。
誰にも気づいてもらえないくらい 小さな努力に 気づくこと。
気づいてもらえた相手にとっては、 こんなに嬉しいことはありません。
「見えない努力」に気づき、そして 相手に伝えること。
大人もこどもも こうして 成長していくのです。 (げんき)
「大きくなるって楽しいね」 「出来るようになるって 楽しいね」
大人が こどもに伝えることは 実は この2つ なのです。(げんき)