「元気先生、相談支援を うまく行うために
日頃から 何か 気をつけていらっしゃることは、 ありますか?」
先日、あるソーシャルワーカーの方とお会いした際に ご質問を頂きました。
少しだけ 考えて お答しました。
「なるべく、 じゃんけん しないようにしています。」 と。
その方は 少し 驚いた表情をされてました。
私たちは 他の誰かと何かを決めるとき
例えば 何かをやる 順番だったり
今から ご飯を食べにいく 店を決めること だったり、
どちらのアイデアを使うか だったり、、
何かを決めるときに
私たちは すぐに 「じゃんけん」で決めようとします。
「じゃあ、 じゃんけんで 決めよう!」
その一言で、 みんな 「いいよ!」と 同意してしまいます。
それだけ 私たちにとって 「じゃんけん」は 身近なものです。
その理由は 簡単です。
それは 「話し合うこと」が 面倒だから です。
目に見えない ちから
運だったり、神様だったり、、
そうした 「見えないもの」に 決めて頂くほうが、
お互いの責任もなく 納得いくのです。
会議の席や話し合いの場で
こんな風に思ったことは ないですか?
「誰か 決めてよ」
僕も もちろん あります。
誰かに決めてもらって 従うほうが やっぱり 「楽」 なのです。
実は、相談支援の場には
「じゃんけん」は 存在しません。
「決める」とすれば 「話し合って決める」ものです。
どういう選択をしたらよいか わからず、、
誰かに もう決めてもらいたい、、そう思う場面であっても
やはり 「話しあって決める」 こと。
これが 相談支援の場での「決定」です。
誰かに決めてもらいたい、、、
話し合って決めるのは 面倒だ、、と考えている 相手に
「話し合って決める」ように 導くためには、
「話し合い」への 持って行き方が 重要になります。
そのためには、 日頃から 「話し合って決める」トレーニングが必要なのです。
「じゃんけん」で決めずに 話し合って決めてみる。
まさに 「相談支援」の筋トレのようなもの なのです。 (げんき)