「元気先生、ソーシャルワークのプランニングでは、相談者の意見や思いを組み込む
必要があると思いますが、どのような視点で「プラン」を作ったらよいでしょうか?」
ソーシャルワーカーの先生から ご質問を頂きました。
『支援のためのプラン』
もちろん、そこには 相談者の思いが含まれていなければ なりません。
「こうなりたい」という夢や希望だったり、
問題や悩みの解決にいかなくても、前進だったり、、
そうした「前向きなもの」でなければ
そもそも 『プラン』を作る意味がありません。
こうなりたい、、、という「絵」が見えるもの
それが 『支援のためのプラン』です。
そこで、、、、よく誤解されてしまうのが、、
「あーー、そうなんだ」ということになって
「支援プラン」自体が まるで 『やりたいことリスト』のようになってしまうことです。
なりたいこと。
やりたいこと。
それで 埋め尽くされた「プラン」です。
これは とても 明るく楽しくなるものですが、、、
まず、「実現する」ことはありません。
『支援の目標』は 夢のあるものです。
でも
『支援のプラン』というのは 『絶対にやらなくてはならない』リストなのです。
これを外してしまえば 「実現はできないこと」「絶対にやらなければならないこと」を
実行できるように、細かく細かく分けた『リスト』こそ、『支援プラン』なのです。
『支援プラン』とは
1) 「絶対にやらなければならないこと」が 細かく記されていて
2) 「ここまでやれたら 上出来」というラインが記されているもの
こうした『支援プラン』であれば、 相談者の夢や目標に近づくことはできます。
この2点さえ押さえれば 「前に進む」ことだけは、お約束できます。
「支援」とは 『後押し』です。
山登りで へばって 「もう動けない」と立ち止まった仲間の
背中を支えて、押してあげながら一緒に進むのが 「支援」です。
「目標」に辿り着くためには やっぱり 「歩かなければ」ならないのです。
「支援プラン」は 『地図』です。
『地図』を片手に 是非一緒に 山を登って欲しいものです。(げんき)
「やらなければならないこと」は、ずらりと並ぶと どうしても「うんざり」してしまいます・・・。
そこを「そう感じさせない」見せ方こそ、実は「プラン作り」の上手さなのです。 (げんき)