よく、「あの人はコミュニケーション能力が高い」。
そんな言葉を聞くことがあります。
それは、性格であったり、生まれつきの先天的な特性である。
そう考えられがちです。
でも、それは 全くの誤解です。
「コミュニケーション」能力は、後天的に学習して身につけたもの です。
「コミュニケーション」とは、「習慣」 なのです。
訓練さえすれば 誰でも 身につけることが できるのです。
「私は、緊張しいの、話下手だから、、」
「あまり積極性がなく、愛想もよくないから」
だから、コミュニケーションがうまくいかない・・・
決して、そんなことはないのです。
話が上手だからといって、「コミュニケーション」が出来ているかどうかは
わかりません。
積極的で、愛想がよいからといって、
「コミュニケーション」が出来ているかどうかは わからないのです。
「コミュニケーション能力」とは 「習慣」であり、
「コミュニケーション」は、その「習慣の産物」なのです。
では、どんな「訓練」をし、どんな「習慣」を身につけたらよいか。
実は、とても簡単なのです。
「コミュニケーション」とは 相手との相互作用です。
相手がいなければ、「コミュニケーション」は存在しません。
この能力を高める「習慣」
それは、 「貢献(コントリビューション)」 です。
相手の目標達成の役に立つこと です。
僕は、毎日 60代くらいの元気な女性のみなさんたちと 1時間くらい
お話する時間をとっています。
子育てや保育からは、もう完全に卒業された、お孫さんがいる世代です。
でも、みんな元気です。
僕は、毎日 その女性の皆さんの「おしゃべり空間」の中で、お茶を飲みながら
笑い、エネルギーをもらっています。
その場で感じるのは、周囲からは『単なる井戸端会議』に見えるのですが、、、
実はそこは、 『貢献(コントリビューション)』の嵐 なのです。
「よかよ、うちがしとっちゃるよ。」
「これ、食べり、元気になるよ」
次から次へ 形あるもの、形のないもの 含めて
相手の目標達成の手伝い、『貢献』が 溢れているのです。
僕は、職場のメンタルヘルス支援の会社を持っているので、
企業にも入りますが、やはり 「コミュニケーション」がうまく出来ていない職場は、
互いの 『貢献(コントリビューション)』 が少ないものです。
この相手に 『貢献しよう』 『貢献したい』 という習慣が
その人の「コミュニケーション」能力のバロメーターなのです。
相手に何かを求めてばかり、では
そこに 「コミュニケーション」が 生まれるはずなど ないのです。(げんき)
相手に頼みごとばかりをして、それを相手が聞いてくれているからといって、
「コミュニケーション」が取れていると、、、思ってはいけません。
それは、自分の「思い違い」である可能性の方が、実は高いのです。(げんき)