その355) 「遅れ」とは 「成長の種」なのです。



僕のところには、 たくさんの相談のメールがきます。



そして、相談のために、たくさんの方が 遠方からも いらっしゃいます。




それは、保育士の先生だったり、保護者の方だったり  様々です。




その中で、最も多い「相談内容」。


それは、 「遅れ」です。




こどもたちの「発達」のことであったり、


若手の保育士の先生への「指導」であったり、




内容は、様々ですが、どれも「遅れ」に対する「不安」 なのです。






相談支援を行う者にとって、 切っても切れないもの。



それが 「遅れについての相談」 なのです。








相談をお伺いする前に、


面談の前に、



必ず、自分自身でやっている 『マインドセット』があります。





それは


「遅れ」は、「成長の種」である。 ということです。





「それ」を 再度 自分に言い聞かせてから、相談や面談に望むのです。


この『マインドセット』は、必ず 面談の前に行なっています。





「遅れは、成長の種である。」




成長には、必ず「ギャップ」が生じます。




「努力」に「発達」がついていかなかったり、


すでに出来るのに、それが「表」に出てこなかったり、



必ず、良い意味での「ギャップ」があるのです。




そのことを 本当に理解しているか、どうか。




それが、


「遅れ」についての相談や面談を行なう前に、


「自分自身」に確認しておかなければならないこと。



なのです。





人は、イメージどおりに成長するわけでは ありません。





「遅れ」の可能性に気づいた瞬間。


そこから 自分のイメージ以上の、 成長がはじまるのです。  (げんき)






   相談支援とは、「支援者」の信じたものが、大きく影響を与えます。

   こちらが、不安や不信、自信のなさを持っていると それは 間違いなく 相手に伝わるのです。(げんき)