「元気先生は、保育ソーシャルワーカーの養成をされているんですよね。
どのような方法を使って、保育士をソーシャルワーカーに養成するんですか?」
仲良しの園長先生とお茶を飲んでいるときに、そんな話が出ました。
「僕は、少し他の方と考え方が違うんですが、、聞きます??」
そうやって、お伝えしました。
「養成」とは、 「システム(仕組み)」を作ること です。
「養成」という言葉から 人は どうしても 「人を育てる」というイメージを持ちます。
確かに、「人を育てる」のですが、、
その目的は、あくまでも「システム(仕組み)」を作ることです。
そのための、作り手である、「システムエンジニア」を育てる。
「仕組み」を作るための『作り手』を育てる。
これが、僕の考える「養成」なのです。
この点を間違えてしまうと、「一般化」しません。
社会福祉士の方を、保育ソーシャルワーカーとして、保育所に派遣したり、
誰か、一人の保育士を保育ソーシャルワーカーにしたり、、
こうした発想では、もし、その方が退職や配置されなくなったら
たちまち、その保育所は、困ってしまうのです。
保育士を「ソーシャルワーカー」にするのではなく、
保育所を「ソーシャルワーク化」する のです。
そうやって、その園長先生に 僕のカバンの中にあった
「マスタープラン」をお見せしました。
そこには、僕が描く 「未来の保育所」が書かれています。
保育ソーシャルワーカーを養成するためには、
「ソーシャルワーク機能を持った保育所」が、 頭の中に鮮明にイメージできなければ
具体的な計画も、それに向かう「マイルストーン」も見えてきません。
「養成」とは 人を育てること ではなく、
本当は、「未来の絵」を描くこと なのです。 (げんき)
「仕組み」を説明し、「それは凄い」と共感できる。「是非やってみたい」「そんな園にしたい」
そう、思ってもらった後に、 「養成」というのは始まるのです。「受講したい」という熱意が必要なのです。(げんき)