「元気先生は、相談支援の面談の場面で、どのような事を考えていますか?
やはり、話を伺いながら、支援の方法を考えているのでしょうか?」
週末に行なわれた「相談支援」の研修で、ご質問を頂きました。
「面談の場で考えること」
もちろん、「お話を伺うこと」が最優先事項です。
この事なくしては、 何も始まりません。
ぼんやりですが、、「お話」を伺いながら 頭の中で考えている事。
それは、「自分の役割」です。
「自分には、何が出来るだろう。どこまで支援ができるだろう」
そうした、「支援者」として出来ることを 頭では考えているのだと思います。
なぜ、、、『そう考えている』と感じるのか。
それは 最初に 「時間」 を計算しているからです。
僕は、「面談」の場で、お話を伺いながら
最初に 「時間」 を計算しています。
誤解のないように、、お願いしたいのですが、、
「終わりの時間」では もちろんありません。
それは、今 お話されている「問題」が、『いつ』スタートしたのか、
今の「感情」は、『いつ』から起こったのか、
その『時期』を確認して、この「問題」の解決に 「どのくらいの時間」がかかるかを
計算して、おおよその「解決する」であろう『時期』を判断しています。
解決にかかる「時間」を予測した後で、
自分が「関われる回数や時間」を計算して、
はじめて、「支援の内容」を検討しています。
僕の「相談支援」は、
基本的には、 「時間の計測」→「支援内容の決定」 という流れで、作りあげています。
例え、同じような『問題』であったとしても、
昨日起こったのか、半年前に起こったのか、1年前に起こったのか、では、
「解決」にかかる「時間」も「方法」も、全く異なるものになります。
特に、重要なのは、「こころ」、「感情」の部分です。
今のその「感情」は、いつから始まったのか?
これは、人によって 全く異なります。
場合によっては、その「問題」が起こる前から
すでに その「感情」が始まっていることも、実は よくあることなのです。
この「感情」が起こった『時期』というのは、
問題の内容よりも はるかに 「解決にかかる時間」に 影響を与えるのです。
その「時間」の計算があって
はじめて 「支援の内容」は決まります。
この計算には、 自分なりの「公式」を持っているのですが、
それを『研修』では 皆さんにご紹介しています。
どんな「問題」も 「感情」を抜きにしたならば、
「同じ方法」で解決できますし、解決にかかる時間も 「同じ」 です。
「相談支援」で大切なこと。
それは、「感情」の「始まり」をいち早く予測できること なのです。(げんき)
この問題は、いったい 「いつ」解決するのだろう??
先が見えないと 相談した方も、支援する方も 途方にくれてしまいます・・・。(げんき)