「元気先生、なかなか保護者に返事をもらえなくて困っています、、、
やはり、お迎えの際に、少し時間を作って、返事を頂こうと思うのですが、どうですか?」
保護者に何かのお願いごとをして、その返事をもらったり、
何かの決断をお願いしたり、、
そうした「決断をお願いする場面」というのは、保育現場でも、年に何度かあります。
そうした「決断」や「決心」というのは、
決める方もそうですが、待つほうも 大変なものです。
もちろん、その内容にも よりますが、
ただ、、大事なポイントが 1つだけ あります。
それは、
「重大な決断」や「決心」は 保育所で してはいけない。
ということです。
特に、仕事が終わって、お迎えにきた時間に
「重大な決断」や「決心」を、お願いしてはいけません。
迷いがある方へ 何かを決めてもらうとき
「どうやって決めたらよいか」、その方法をアドバイスすることも大切ですが、、
「いつ決めるか」、そのタイミングをアドバイスするほうが
実は、「納得のいく判断」が できるのです。
僕は、先生や保護者の方に何かを決めて頂く際には、
必ず、朝一番、10分くらいの時間を使って 大事なことを判断してもらいます。
そして、そこで頭に浮かんだ「結論」を 教えてもらうことにしています。
僕自身も、大事な「判断」や「結論」を出すときには、
朝、6:00から6:15分のこの時間で、あらゆる決断を行なっています。
「決断は朝、行い、それ以外の時間では、大事な決断はしない」
そういうルールを持っています。
何かを決めたとき、
その結論が、 絶対に「正しい」か、どうかは わかりません。
それは 先に進んでみなければ わからないのです。
でも、、、
納得いくかどうか、その判断というのは、
「気持ちが落ちついた状態かどうか」に、大きく左右されるのです。
何かを決めるとは、 「納得いくかどうか」 なのです。
色々な材料があればあるほど、人は迷います。
それよりも、たとえ 判断材料が少なくても こころが静かな状態であれば
そこから生まれる「結論」は、ほとんどの場合「納得いく結論」になるのです。
慌しい夕方の こころも身体も疲れた状態では、
良い判断は できません。
もし、判断をお願いするのであれば、
朝一で考えたことを 朝一番に報告してもらいましょう。 (げんき)
朝決めたことは、たとえ、昼間に考えが変わったとしても、十分に判断能力は残っています。
でも、夕方何かの判断をすると、迷いが生じやすく、夜も寝れなくなってしまいます。(げんき)