その395) 物事は「ストレート」に伝えることが大事なのです。


 

僕の「保護者支援」や「保育ソーシャルワーク」の研修は、


ずばり、「言葉がけ」です。




というのも、、


僕のところで行なっている、メンタル不調を抱えた保護者の方への支援も、


発達面で、気になる子たちの生活支援も、



すべて、「言葉がけ」のみで 行なっているからです。





そう、お伝えすると


「そう、そうですよね、やはり言葉がけです。


こんな時は、どんな言い方をしたらよいか、迷ってしまいますもんね、、


どう伝えたらよいか、その表現方法が難しいですからね。」



そうした、お返事が返ってきます。





確かに、書店に並んでいる


保護者支援の本は、 ほとんど例外なく


「こういう場合は、こういう伝え方をしましょう。」


そうした 「表現方法」が メインになっています。






でも、、、、



僕は、「表現方法」は 一切お伝えしません。




よく、「元気先生は、きっと 表現の仕方がうまいんでしょうね」と聞かれますが、




言いにくいことも ストレートに伝えます。


お願いごとも はっきり伝えます。


時には、厳しい事も、きついことも 伝えます。




先生方が、「どうやって伝えよう、、、」 そう悩んでいることも


悩むことなく、ストレートに伝えています。




気をつけているとすれば、 「短く シンプル」に ぐらいです。





僕が、研修でお伝えしているのは、


「表現方法」ではなく、




『言葉が入る状態』を作る。




これだけです。





よく、ホワイトボードに 人の頭の絵を描くのですが、


auのCMではないですが、、


「ぱっかーーん」と、 頭のフタを開けるイメージです。



そして、そこに「言葉を入れる」

 

そして、フタを閉じる。


そうした 内容を お伝えしています。






「こんな時には、こう伝えましょう」


そうした「表現方法」というのは、


ある人には、使えるが、 別の人には使えないことが多いのです。




それは、人それぞれ、考え方や価値観が違うからです。





でも、、


「言葉が入る状態」にすること。


これには、ほとんど 例外は ありません。





「言葉が入る状態」にしてあげて


そして「言葉を入れる」



ただ、それだけなのです。





ごくごく、当たり前の ごくごく普通の内容ですが、


無意識にやっているので、


この「フタの開け方」に気づくことは 少ないようです。





「言葉がけ」とは、


表現の仕方ではなく、すべて「タイミング」なのです。 (げんき)






 この「言葉がけ」は、何も「保護者支援」に限ったことではありません。

 そのため、介護の現場や、教育現場、子育てサークル、医療現場などでも研修活動を行っています。(げんき)