その402)「時間がない」ほうが、問題は解決するのです。



何かの作業だったり、作り物だったり、


保育現場で見られる そうした「仕事」には、 きっと 締切があるはずです。




「明日までに作らないといけない・・。」


「とにかく、火曜日の行事までに間にあわさないと・・。」




そうした「お尻が決まっているもの」



これは ほとんどの場合、 間に合うものです。





なんとか 間に合わせる。


何とか 形になる。


ギリギリ 出来上がる。




ちゃんと 間に合うのです。





人は、「時間がない時」には、 頭が働いています。


そして、新しい方法や工夫を思いついたり、


優先順位を決めて やらないことを決めたり、



大切なポイントに絞り込んで


「時間」内に完成させてしまう そんな能力を持っています。




もし、そこに 締切がなかったならば、


どうしても ダラダラとやってしまったり、 焦りがないので のんびりやって


いつ終わるのか わかりません。




「時間がない」ほうが、 うまくいくのです。





では、保護者からの相談など


何か問題を解決しなければならない場合は どうでしょうか?





ほとんどの場合


「問題」には、いつまでに解決しなければならない・・・



そうした「締切」は ありません。





裏を返せば、


「締切」がなかったから 「問題」になっているのです。



もし、これが いつまでに解決しなければ・・・そう決まっていたら


そもそも この「問題」は 存在していないかも知れないのです。





相談支援や問題解決の場で


支援者が持たなければならないもの。




それは 「締切」です。



この問題を いつまでに解決するのか  その「お尻を決める」ことです。



この「締切」を持つか 持たないかは 解決のスピードに大きな差をもたらします。





ただし、、 相談者には 「伝えない」ことです。



相手を焦らせてしまい、不安を生んでしまいます。  




自分の中で 制限時間を設け、時間の密度を高めていくと


思いもよらない「アイデア」が浮かんできます。




「時間がない」ことで 「アイデア」が生まれるのです。





「この問題は、どうやって解決したらいいの・・」


「うわー、、、大変な問題が起こったわ・・・」



そんな 不安を感じた時こそ




最初に 「締切」を決めるのです。 (げんき)





  僕も たくさんの相談を抱えているので、毎日が「締切」です。

 でも、「締切」があるから やれています。なかったら もう壊れているかもしれませんね(笑)(げんき)