ソーシャルワーカーは、ケース会議に頻繁に声がかかります。
そして、ケース会議に参加すると よく こうした言葉を耳にします。
「最悪の事態にそなえて、○○しておきましょう。」
「最悪の事態にならないように、、できるかぎり、、」
「最悪の事態」という言葉 です。
ソーシャルワーカーとして活動している以上
この言葉を避けて通ることは できません。
大事な視点であることは 間違いない からです。
ただし、、、この言葉を使うときには 1つ条件があります。
それは 「頭に入れておくが、考えない」ということです。
そうした場面があることは 頭に入れておくが
それを常に考えて行動しない、 という事です。
なぜなら 悪い感情や悪いイメージから 良い結果は生まれない からです。
「最悪を想像して、最良の状態が起こること」はないのです。
虐待や暴力、いじめや非行など、そうした相談や会議の場では、
「最悪の事態」の検討も必要です。
十分に検討することは 大切です。
ただし、、、そこで その場を終了させては いけないのです。
「悪いイメージ」「悪い感情」を持たせた所で 終了する会議はNGなのです。
会議の終わらせ方は、
最良の結果、最善の結果をもたらすために、こういう行動をしましょう。
そうやって、前向きな行動の目標を立てて 終了すること です。
「良いイメージ」で 終わらせることが 大事なのです。
その理由は、
「悪いイメージ」を描いていることは 目を見ればわかる からです。
「最悪の場面」で終わるケース会議の参加者の目は どんよりしているのです。
人は 特別な能力がなくても ほとんど誰でも
相手の目をみれば その人の描いているイメージは 分かるものです。
気づいていないのは、実は 本人だけなのです。
敏感で警戒心を持ったこころには、
どんなに笑顔で、にこやかに振る舞っても
やはり 分かってしまうのです。
「人と接するときは、良いイメージを持って接する」
これが 対人援助の基本です。
悪いイメージや感情があるのであれば、それが消えるまで会わないこと です。
それは面談する際の最低限のマナーなのです。(げんき)
色々な場面を、その場で話し合うことは大切です。
その場で話しあった「一番良いこと」を伝えるのが、面談なのです。(げんき)