「元気先生が、この人の相談支援は、上手だなあと思われる方とは
どういう方ですか? そういう方には、何か特徴がありますか?」
相談支援研修で 質問を頂きました。
他の方の相談支援を横で見る機会というのは、そんなに多くありません。
相談支援とは、やはり 1対1で行われることが多いからです。
ただ、、例え 相談の場を見なくても
どのような対応をされているかは、なんとなく想像することは出来ます。
それは どんな場面にも 現れるもの だからです。
そうした方に共通して感じるもの
それは 「感動」です。
そうした方のちょっとした仕草や態度には
「わあー」や「あっ」という驚きと感動があるのです。
ショッピングセンターに買い物に行って、ショップの店員さんの対応に感動したり、
ふと、駅の切符売り場で、後に並んでいる方に気遣う人だったり、
他の人に渡す封筒に、とても優しいメッセージを貼ってくれたり、
ベビーカーを電車から下ろすときに、さわやかに声をかけて 笑顔で立ち去ったり、
日常の生活の場面で こうした ちいさな「感動」を 誰もが日々体験しています。
こうした姿をみて、感動し、
それが 深くこころに残ると
特に 意識することもなく、 自然に自分も同じ行動をとっている。
感動したものが、いつのまにか 身についてしまう。
他人の良い点をみつけて それを自分のものにする能力。
これが 「こころを動かす仕事をする人」の特徴です。
それは 何も 相談支援に限らず、保育士の先生だったり、
お店の店員さんだったり、 役所の窓口の人だったり、
どんな場所にも 必ず そうした方は います。
その人の仕事が 感動で支えられている としたら
どんなジャンルであっても その人は、本当の意味で プロフェッショナル です。
もし、相談支援が 上手な人がいたとすれば
きっと、その場には 「感動」があるはずです。(げんき)
相手に「喜び」を与えたいと思って行動すると、「喜び」と同時に与えてしまうもの
それが「感動」です。 「感動」は、神様がのっけた「おまけ」なのです。(げんき)