僕は、相談にいらした方に メンタル不調時の対処法として
お伝えしていることが 1つ あります。
それは
「冷静さ を取り戻したいなら 本棚を整理しましょう。」 です。
例えば、
誰かの一言で ものすごく腹が立ったり、感情が高ぶったり、
そうした 「感情的」になる瞬間というのが 誰でも きっとあります。
冷静になろう、としても 胸がドキドキして 興奮して
とにかく 一言 文句を言ってやりたい、、
そんな 瞬間があるかもしれません。
こんなときには、気分を変えようとして
雑誌に目を通してみたり、テレビや他の事で 気を紛らわそうとしても
全く 頭に入らず、集中できません。
他のことに 気を向けようとすれば するほど、
かえって 思い出してしまい、これを何とかしないと 先に進めなくなります。
「こんなとき、、どうしたらいいですか??教えてください。」
そうした ご相談をお受けしたときに
「冷静さを取り戻したいなら 本棚を整理しましょう。」 とお伝えしています。
「意識を変える」「気持ちを変える」というのは、なかなか難しいものです。
音楽を聴いて 集中しようとしても
テレビを観て 集中しようとしても
頭は 勝手に考えてしまうからです。
ただ、映像と音声が 頭を通過しているだけの「状態」になります。
「考えを止める」だけの強制力がないのです。
「考えを止める」ためには
「考え」たら、すぐに行動する。
そして また「考えて」 すぐに行動する。
この繰り返しが必要です。
例えば、今から 本棚の本をジャンル別に入れ替える。
そう決めて、いったん全部出して、ジャンルを考えては 1冊ずつ並べてみる。
これを繰り返していくと 頭は切り替わって いきます。
他にも たまった 新聞を片付ける、 トイレ掃除をする、
パソコンの中のフォルダを整理する、
たまった、書類や雑誌を捨てる、
そうした 「単純」作業を 考えては、行動する。
できれば、作業の内容を 口に出してみたり、指差し確認してみたり、
そうやって、小刻みに 脳に命令を出して、
そして 脳から身体の筋肉に命令を出させて 身体を動かすこと。
これが、「気を紛らす」方法です。
単に、何かを聴いたり、何かを読んだり、観たりでは
感情的になった自分を 解放するのは 難しいのです。
感情的になったら
冷静になろうとするよりも
単純作業に集中するほうが 効果はあります。
できれば 「整理」作業が最適です。
脳は、「整理が完了する」と勝手に 気持ちも整理してくれるのです。(げんき)
僕は、本棚の整理には慣れてしまったので、、そうした場合には、パソコンの書類の整理や名前の付け替え、
メールボックスや エバーノートの中のノートの整理で、スイッチを入れ替えています。(げんき)