その423)「驚いた」ときの目が 一番嬉しいのです。



「こどもが、おとなの表情で一番大好きなのは なんだと思いますか?」


保育者研修で質問をしました。



 

「笑ったときの顔だと思います。」


「褒められるときの顔ですかね、、」



いろいろな表情が出てきた中で



やはり、多かったもの。



それは 「驚いたときの顔」です。





もちろん、答えはありませんが、僕もそう思っています。


おそらく、保育者は 誰もが感じたことがあるのではないでしょうか。





「うわあーーー」や「へーーー」といって、


目を丸くして、口を開けて 驚くと、




こどもたちは、 にやりと笑います。




驚けば 驚くほど  時には 飛び上がってあげると


大喜びしてくれます。





こどもは、大人が驚く顔が 大好きなのです。





また、こどもたちも 驚くのが大好きです。



目の前の手品に目を丸くして 驚き、


動物園の動物を見て、 大きな歓声をあげて、驚き、


イルカショーのジャンプでも 目を丸くして 大喜びします。





相手に対しての素直な感動


これが 「驚き」です。






「みなさんは、大人同士の関係で 1日に何度 驚きますか?」


「1週間で どのくらい 驚きますか?」





今度は、そう質問してみると



「うーーーん、0回かもしれません、、、」



そんな返事が返ってきます。





「へーー、すごいですね!!」


「うわーー、なんですか、この仕上がり!」




そうした 驚きというのは、


実は、結構 目の前には 転がっているものです。




ただ、驚くことが 大げさなのだと 思い込んでいるだけ なのです。





目を丸くして、口をぽっかりと開けて


声を出して 驚くことがあっても  いいのです。





コミュニケーションとは、「仲良く話しをする関係」。


そう思って、なんとなく 会話をして にこやかにしておけばいいんだ、


そう思っては いないですか?




コミュニケーション とは 「驚き」なのです。


驚いたり、驚かされたり、そこには「感動」があるのです。

 

 



「感動」がある。 


それは、こころを開いている証拠なのです。(げんき)






 相手が驚いてくれるから、嬉しくて また頑張ろうと思うのです。

 コミュニケーションとは、そうやって互いに成長をもたらす関係なのです。(げんき)