「元気先生、相談支援というのは、どこまでサポートしたらいいのでしょうか?
その割合とか、、、ないですよね??」
ソーシャルワークの研修で、質問を頂きました。
「ありますよ。」と 即答したので、目を丸くされてました。
「ありますけど、僕のルールなのですが、、」 そう、付け加えておきました。
相談支援で、一番大切なこと。
それは、相談者が 「問題を解決するために自ら行動すること」 です。
その際に、お手伝いするのが 支援者の役割 です。
もちろん、支援する側も、口頭でアドバイスするだけでなく、
連絡や調整をしたり、支援方法を考えたり、やはり「行動」しなければなりません。
ただ、話を聞いてアドバイスするだけ ではないのです。
何らかの「アクション」が必要です。
実は、、そこに 「割合」が 存在するのです。
もし、全体を 100としたならば、 「20:60:20」 の割合です。
問題解決をする「行動」の60%は、 相談者の「行動」です。
半分以上は、「相談者ご自身」の力にかかっています。
どんな問題であっても、「自ら行動すること」が不可欠なのです。
そして、支援者の役割は、全体の 20% です。
問題を解決するのに、必要な「行動」の20% を行ないます。
すべてを相談者にまかせて 一切 動かなかった場合、、
支援が「うまくいかない」確率は 高くなります。
逆に、支援者が 何でもかんでも やってしまい、それが30%を超えてしまう場合も
支援が「うまくいかない」確率は 高くなるのです。
重要な 20%を見極める力が 必要なのです。
そして、残りの20%。
それは、「時間」の役割です。
僕は、「神様の仕事分」と呼んでいますが、「時間」が解決してくれる部分です。
あとの20%の仕上げは、「時間」に任せてしまいます。
実は、この20%が、「問題解決のカギ」を握っているのです。
なぜなら、そこには、「信頼」が必要になるからです。
相談者も、支援者も 「あとは、時間が解決する。大丈夫!」
そういう意識がなければ、この20%の「余裕」を持つことは できません。
時間に任せる。 神様に任せる。
その余裕があるからこそ、「問題は解決する」のです。
「20:60:20」のバランスを、うまく キープできるか どうか、、
そこが、カギを握っているのです。
実は、大切なのは、「努力」ではなく、「意識」なのです。(げんき)
このケースでは、手伝ったり、このケースでは、手伝わなかったり、、、それではうまくいきません。
常に、この「20:60:20」の割合を保っているからこそ、解決力が高くなるのです。(げんき)