その433)相談支援は、20:60:20の割合をキープするのです。



「元気先生、相談支援というのは、どこまでサポートしたらいいのでしょうか?


その割合とか、、、ないですよね??」



ソーシャルワークの研修で、質問を頂きました。




「ありますよ。」と 即答したので、目を丸くされてました。



「ありますけど、僕のルールなのですが、、」 そう、付け加えておきました。






相談支援で、一番大切なこと。



それは、相談者が 「問題を解決するために自ら行動すること」 です。



その際に、お手伝いするのが 支援者の役割 です。




もちろん、支援する側も、口頭でアドバイスするだけでなく、


連絡や調整をしたり、支援方法を考えたり、やはり「行動」しなければなりません。



ただ、話を聞いてアドバイスするだけ ではないのです。


何らかの「アクション」が必要です。




実は、、そこに 「割合」が 存在するのです。



 

もし、全体を 100としたならば、 「20:60:20」 の割合です。



問題解決をする「行動」の60%は、 相談者の「行動」です。


半分以上は、「相談者ご自身」の力にかかっています。


どんな問題であっても、「自ら行動すること」が不可欠なのです。




そして、支援者の役割は、全体の 20% です。 


問題を解決するのに、必要な「行動」の20% を行ないます。



すべてを相談者にまかせて 一切 動かなかった場合、、


支援が「うまくいかない」確率は 高くなります。



逆に、支援者が 何でもかんでも やってしまい、それが30%を超えてしまう場合も


支援が「うまくいかない」確率は 高くなるのです。



重要な 20%を見極める力が 必要なのです。





そして、残りの20%。



それは、「時間」の役割です。




僕は、「神様の仕事分」と呼んでいますが、「時間」が解決してくれる部分です。


あとの20%の仕上げは、「時間」に任せてしまいます。





実は、この20%が、「問題解決のカギ」を握っているのです。



なぜなら、そこには、「信頼」が必要になるからです。




相談者も、支援者も 「あとは、時間が解決する。大丈夫!」


そういう意識がなければ、この20%の「余裕」を持つことは できません。




時間に任せる。 神様に任せる。



その余裕があるからこそ、「問題は解決する」のです。





「20:60:20」のバランスを、うまく キープできるか どうか、、


そこが、カギを握っているのです。





実は、大切なのは、「努力」ではなく、「意識」なのです。(げんき)






 このケースでは、手伝ったり、このケースでは、手伝わなかったり、、、それではうまくいきません。

 常に、この「20:60:20」の割合を保っているからこそ、解決力が高くなるのです。(げんき)