よく、保育士の先生から
「こどもにあまり関心のない保護者がいます。どうやったら こどもに目を向けてくれますか?」
「参観や園の行事にも全く無関心な保護者には、どうやったら来てもらえますか?」
そうした ご質問をたくさん お受けします。
その量があまりにも多いので、きっとたくさんの先生方が 同じような悩みをお持ちなのだと思います。
基本的に、「無関心」な人に「行動」を起こしてもらうことはできません。
これは、 保護者対応に限らず、どんな場面でも同じです。
人は、「関心のないもの」に 「行動」を起こすことはないのです。
人は
○まったく興味のない人の「ライブ」には行きません。
○まったく関心のないテーマの「講演会」にも行きません。
○まったく関心のない本を「買う」ことはありません。
○全く行きたくもない場所に「旅行」することもありません。
これは ありえないのです。
もし、どうしても 「行動」を促したいのであれば
「関心」を持ってもらうしかないのです。
人は 「関心」を持つことができて、
はじめて 「行動」するという選択肢を持つことができます。
ここでの、もう1つのポイントは、
「関心」を持ってもらうだけでよい。 ということです。
「行動」を促す必要はないのです。
「無関心」な人に「関心」を持ってもらえれば
後は、その人が「行動」を決断するのです。
そこは、一切 ノータッチで 構わないのです。
では、 どうやったら 「無関心」を「関心」に変えることができるのか
それは 「意外性」 です。
自分が想像していたものと違っていたり、 新しい発見が生まれて
はじめて 人は「関心」を持つことができるのです。
○嫌いな芸能人の「意外な一面」を見て、好きになったり、
○「悪い人」の とても優しい場面を見て ぐっと感動したり
こうした 『意外性』が 興味や関心を生み出すのです。
もちろん、逆もあります。
○全く興味がなくなることもあれば
○好きから嫌いに変化することだって よくあることなのです。
「意外性」を持った『言葉がけ』
これを 保育者研修の中で みなさんにお伝えしています。 (げんき)
人の「考え」を変えることはできません。 ただ、人の「行動」を変えることはできます。
人は、「行動」が変わると、自分で「考え」を変えるのです。「考え」は自分で変えたいのです。(げんき)