保育者研修の中で、
「元気先生、ことばが相手に届くとは、どういう感じになるのでしょうか?」
というご質問を頂きました。
「ことば」が届くと どういう感じになるのか。
それは、相手の「行動」に影響を与える状態 になります。
「よし、やろう」と思って、思わず頑張りたくなって、1歩前進するちからを与えたり、
逆に、完全にやる気をなくさせてしまって、感情的、攻撃的な行動を刺激したり、
どちらも 相手の「行動」に影響を与えた状態 です。
「ことば」は、ポジティブな行動にも、ネガティブな行動にも影響を与えます。
「同じことば」なのに、「同じ表現」なのに
なぜか、、相手に対する影響や相手の行動が変わってしまう場合があります。
あの人から言われると 「前向きに」受け止められるのに、
この人から言われると なんだか嫌な感情が沸いて来て、やる気をなくす。
人と人との関係の中では、そういうことも よくあること なのです。
これをよく「相性」や「性格」と捉えられがちですが、
実は、それは 「脳」の問題、「脳」の「判断の問題」です。
研修では、相手の「脳」に入る 「ことばがけ」と
相手の「脳」が一回一回、警戒してしまう「ことばがけ」をご紹介しています。
なかなか、自分の「ことば」を受け止めてもらえない相手でも、ご心配なく。
相手にすんなりと「ことば」が入る状態には 実は簡単になります。
「ことば」を相手のこころに届けるために必要なのは、
実は「言い回し」のような表現方法ではなく、
相手に「私は あなたのことが好きなんですよ」が伝わったかどうかなのです。(げんき)
あらゆる「支援技術」を裏で支えているのは、「ことばがけ」です。
相手に「ことば」が届かなければ、カウンセリングもソーシャルワークも力を発揮できません。(げんき)