ある園の園長先生から、お礼のメールを頂きました。
「元気先生、先日のアドバイスのおかげで、保育者が常に 積極的に物事を考えるように
なりました。それだけでなく、事故や怪我が起こってはいけないという恐怖を前向きに捉え
ることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。」
とても丁寧なメールの内容でした。
僕が アドバイスした内容
それは、「うまくいかなかった日は、必ずメモに残すこと」 です。
誰でも調子が悪い1日というのは、あります。
なんだか気が乗らない調子の悪い日。
ミスが多い日。
なぜか、きつく当ってしまったり、イライラする日。
集中できない日
そうした 自分からみて 「うまくいかなかった日」は
必ず メモに残しておくという 習慣です。
僕も膨大な「うまくいかなかった日」のメモがあります。
ただ、そのメモのおかげで、逆に「うまくいかない日」が減りました。
それは、なぜか
人は、「うまくいかないパターン」を持っているからです。
自分だけの独自の「うまくいかない」 回路のようなものがあって
そこに はまってしまうと、同じパターンで 「うまくいかなくなる」のです。
これが「調子の悪い日」の正体なのです。
「調子の悪い日」というのは、何かの出来事をきっかけに
リズムが狂ってしまうと いうよりも、
いつものパターンに入ってしまって リズムが乱れることが ほとんどです。
これを解決する方法は、
メモしておき、振り返って、そこを次回から違うパターンにすること。
これしか ありません。
先生だって、人間ですから いつも保育に集中できるとは 限らないのです。
このメモの効用は、自分自身のセルフケアだけでなく、
こどもたちへの対応に工夫をもたらすという 二次的な効果をもたらすことになります。
「次は、こうしてみよう」
自分の保育のパターンも見えてくるのです。
これは、保護者対応や周囲との人間関係にも いえることです。
「うまくいかなかった日」をメモしておくと、
「うまくいかない日」が減るのです。(げんき)
うまくいかない原因やイライラする原因を、「他人」にしてはいけません。
原因は、「人」ではなく、自分の中にある「パターン」であると気づくことが大切なのです。(げんき)