何か物を作る場合、必ず後半には、「仕上げ」という作業があります。
じっくりと「見て」「手直し」して、そして「完成」させる。
この最後の「仕上げ」で 物は 出来上がります。
この「仕上げ」は、何も「物作り」に限ったことではありません。
企画だったり、計画だったり
それに「相談支援」や「ソーシャルワーク」であっても 同じことです。
そこには、必ず「仕上げ」の段階が 必要になるのです。
もし、「相談支援」で、全体の時間が10時間かかるようなものでしたら、
そのうちの30%は、「仕上げ」になります。
つまり、「3時間」は、検証や修正、フォローになるのです。
この「30%」の「仕上げ」で、形が整っていき、進行を安定させていくのです。
PDCAで言えば PとDに 70%、CとAに 30%の時間配分となります。
ここで 質問です。
PDCAを 一人でやる場合と、
最後のCAだけを別の人にお願いするか、もしくは 誰かと共同でやる場合、
どちらの方が、 最終的な「仕上がり」は 良くなるでしょうか?
もちろん「正解」はありませんが、、、
僕は経験から、 CAを 誰か別の人と共同でやる場合の方がうまくいく
そう思っています。
その最後の30%の仕上げの段階で「アドバイス」に入ること。
僕はそうやって、他の方の相談支援のサポートに入っています。
「相談支援」や「ソーシャルワーク」は 一人でやるもの。
そう思われている方が 非常に多いようですが、、
実は、『一人でやる必要』は 全くないのです。
「ソーシャルワーク」は 一人でやるものではありません。
共同でやれば いいのです。
「アセスメント」と「プランニング」を別の人がやってもいいのです。
絶対に一人でやらなければならないという「ルール」はありません。
僕は、保育者向けの「保育ソーシャルワーク研修」で、保育者の仕事は、
「アセスメント」です。 そう、はっきりと伝えています。
「相談支援」も「ソーシャルワーク」も
その「プロセス」を分解して実施したとしても、十分に機能します。
逆に 「その人」だけしかできない、「その人」がいないと回らない、
そうなってしまうと、それは 「再現性」にかけるものになります。
30%の仕上げを誰かに頼んでみること。
そうすることで、「相談支援」のレベルというのは、上がっていくのです。(げんき)
アセスメントが得意な人もいれば、プランニングが得意な人もいます。
この2人が互いに共同して行なえば、双方共に「学び」は多いものです。(げんき)