「相談支援」ということばを 難しく考える必要はありません。
「相談支援」とは、「今の自分を肯定できる自分をつくること」 です。
「相談」という場を使って、「今の自分」に気づき、
その「今の自分」を肯定できるように サポートすることが「支援」です。
「相談支援」の結果、「今の自分を肯定できる状態になったか」どうか
そこが、「相談支援」が うまくいったかどうかの 判断基準です。
「今の自分を肯定できる」状態になると、どうなるのか?
それは、「過去も未来も肯定できる」状態になります。
「あれは、あれで良かったんだ。」
「大丈夫、安心して 進んでいこう。」
そう、思える状態になるのです。
相手を変えようとしても、この状態になることは ありません。
相手が「今の自分を肯定できる状態」になると、自ら 変化は起こるのです。
そのために「褒める」というコミュニケーションを使いますが、
「自分を肯定できる状態」になってもらうためには、「褒める」を明確にする必要があります。
「褒める」とは、
①行動
②能力
③価値観
④アイデンティティ という 4つのものがあります。
そして、これは 順番どおりに 褒めていきます。
「いつも ちゃんとされてますね。」 と 行動を褒め、
「それにしても、上手ですよね。」 と 能力を褒め、
「しっかりとした 考えをお持ちですよね。」 と 価値観を褒め、
「あなたって 本当に 素晴らしいですね。」と アイデンティテイ(そのもの)を 褒める。
一つ一つ、順番どおりに「今の自分を肯定できる」ようになると
人は、生きていくことに 「自信を持つ」ことができるのです。
誰もが 一生懸命に 自分の人生を生きています。
努力をしていない人など 一人もいません。
みんな、自分なりに 精一杯 努力をしているのです。
その価値に気づけるように導くことが 大切な役割なのです。 (げんき)
「今の自分を良し」と思えないから、「相談」に行くのです。
「相談」で得たいものは、「今の自分を良し」と思える「自信」なのです。(げんき)