保育者研修の中で、
「支援というのは、どこからを支援というのですか?」 という
なるほど!と思えるような質問を頂きました。
「支援」とは、どこからを「支援」というのか。
その「スタート」をどこに置くかで、きっと 気持ちの負担も違ってくると思います。
僕の場合は、「相談をお受けした時点」
この時点は、「支援」のスタートとは していません。
それは、相談者からしてみると
「相談はするけれど、支援して欲しいかどうかは、まだわからない」 からです。
軽い気持ちで相談したのに、、、「何でも解決しますよ!」と ぐいぐい来られると
これはこれで 「不安」になります。
大切なのは、『相談のハードルを下げること』です。
そのためには、『相談すること』は、もっと 楽にしてあげる必要があります。
相談をお受けすると そこで 気づくことがあります。
それは、
相談者が『課題と感じる内容』と『解決すべき課題』が一致しない場合がある。
ということです。
それを 相談にいらした方にお伝えします。
そして、どんな支援が提供できるかを 伝えます。
そこで、初めて 『意思』を 確認します。
この 相手の『意思』が確認できた時点。
ここを、「支援のスタート」としています。
『課題を確認し、相手の意思を確認すること』
この時点を、 僕は基準にしています。
日常生活でも、
「面白い映画があるけれど 一緒に行く?」
「あの角に出来た洋食屋さん、美味しそうだけど 行く?」
「今からウォーキングに行くけど、行く?」
相手を誘う際には、 自分の気持ちを伝えることが 先になります。
その後のイエスか、ノーかは、 相手次第なのです。
実は、「相談したから支援は必ず必要」というわけではないのです。 (げんき)
「保育相談支援」は、本来 「相談」と「支援」に分かれているものです。
「相談」のみもあれば、「相談支援」もあります。どちらなのかを確認する必要があるのです。(げんき)