「保育相談支援」と聞くと 頭に浮かぶのは、
「保育所での相談支援」というイメージが ほとんどだと思います。
「保育相談支援」
それは、文字通り、「保育現場」で行われることが 9割くらいかと思います。
この「保育現場」には、保育所だけでなく、幼稚園、学童保育、子育て支援センターなども含まれます。
ただ、残りの1割くらいについては 「保育現場」以外で行なわれているものもあります。
僕が、関わっているのも このケースです。
それは「医療現場」で行われるもの です。
僕は、精神科医療にいた頃には、保育士であることが目に留まり
通院中の方の子育て支援や、入院されている方への子育て支援など
医療現場の中で、保育の相談を行なうことが 多くありました。
その流れで、現在の「親と子のメンタルヘルス研究所」が出来上がっています。
実は、医療現場にも探せば、多くの保育士の存在があります。
もちろん、小児科医療の現場もあれば、僕が知っている限りでも精神科医療の中にも
数人の保育者がいます。
医療現場で、保育相談支援を行い、保育所と連携する。
通常の、保育現場から他機関ではなく、 他機関から保育現場という流れ
実は こうした流れも 少ないですが、実際にはあるのです。
僕も保育所に入る場合の、その1割くらいは、
保護者が通院している医療機関からの紹介で、保護者と知り合い、
そして、保育所に入っています。
医療現場と「保育相談支援」。実は深い関わりもあるのです。 (げんき)
保育士や保育ソーシャルワーカーの役割、その可能性は 実はもっと深いものです。
社会全体を広く広く見渡してみると、必要な場所は必ず存在するのです。(げんき)