「元気先生、、、本などを読むと、聞くことが大切だと書かれてあるのですが、、
なかなか、話がうまくつながらず、途中で お互いに黙ってしまう状態になります。。
聞きたいのだけれど、話が進まないんです、、どうやったら聞き上手になれますか?」
保育者研修でご質問を頂きました。
「聞くことの大切さ」
これは、教科書や専門書など、様々なものに書かれています。
とても大切なものです。
頂いたご質問のように、、こんなことはないですか?
「毎日大変ですね。。。」
「はい。」
「・・・・・・・・・・・」
「素晴らしいことだと思いますよ。」
「ありがとうございます。」
「・・・・・・・・・・・・」
「なるほど、そうだったんですね、、」
「はい。」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
こんな風に、途中で 話が途切れてしまうこと、、話がなくなってしまうこと。
誰でも 経験したことがあるかと思います。
「聞く技術」というのは、「質問技術」と両輪 になっています。
よく聞かれる、「オープン」や「クローズド」質問などあるかと思いますが、
ここでは、もっと 簡単な方法をご紹介いたします。
「聞き上手になるコツ」
それは、「エピソードを聞くこと」 です。
「エピソード」とは、「具体的なお話」です。
「それで、何か困った出来事ってありました?」
「いや、、実は、先週びっくりするようなことがあったんです。それが・・」 だったり、
「それを覚えるの大変だったでしょ。どうやって覚えたのですか?」
「はい。毎朝早く起きて、勉強の時間を作ってました。意外とやると・・・」 のように
具体的なエピソードを聞くことです。
「話が止まってしまう」のは、「話したくない」のではなく、
「どう、話してよいかわからない」のです。
でも、自分の身の周りに起こった「出来事」となると
人は、案外 スムーズに話をすることができます。
その具体的なエピソードを聞きながら、
まるで、『すべらない話』でも聞くように、 じっくりと その話の中に入っていく
それだけでも、相手にとっては 話しやすい雰囲気になります。
人が体験した話の中には、必ず 学べることがあります。
それを、そのまま伝えてあげるだけでよいのです。
「相談」とは、基本的には 「具体的なエピソード」なので
相談者の方は、 きっと どんどん話されるかと思います。
でも、それが途中で詰まってしまうということは、
「エピソード」を さらに詳しく掘り下げていく 質問が少ないのかもしれません。
もちろん、沈黙や間(ま)というのも大切なものです。
『聞く』とは 「見る」ということ。
相手の話を聞きながら、頭の中で「絵が見えるかどうか」が大切です。
自分の頭の中に「絵」が浮かばなければ 話は自然に止まってしまうのです。(げんき)
相手が話す具体的なエピソードの中には、たくさんの問題解決のヒントがあります。
自分が「そのシーン」の中に入り込んで感じることが大切なのです。(げんき)