前回のブログ記事の続きになるのですが、保育士の先生から
「教え上手になるには、どんなことを気をつけたらよいですか?」
というご質問も頂きました。
保育の場面で、こどもたちに教える際には、「教え方の3つのポイント」があります。
それは、
①ゆっくりと見せること。
②見せると聞かせるを区別すること。
③すぐに直さないこと。
この3つです。
①ゆっくりと見せること は、
スローモーションのように見せてあげることです。
よく大人がこどもに説明する際に、「こうやって、こうするのよ」と手順を見せることが
ありますが、やはり こどもにとっては、かなり早いスピードです。
②見せると聞かせるは、区別すること。
大人は、感覚的に、見せながら解説した方が、相手にとっては理解しやすい、、
そう思っています。でも、本当は、何かを見せるときには、しっかり見てもらうことに専念。
聞いてもらうときには、聞くことに専念することが大切です。
そうやって、「見る力」と「聞く力」をしっかりと育てていくのです。
③すぐに直さないこと。
これも、こどもの試行錯誤する、考える時間を奪ってしまいます。大人がなんでもすぐに、
ヒントや答えを伝えてしまうと、考えるのが苦手な子になります。わからないと、イライラし、
すぐに答えを求めてしまうようになります。大人は待つことも大切です。
この3つが、こどもたちに教える際のポイントです。
これは、そっくりそのまま 「保護者へ伝える際」にも使っています。
①ゆっくりと見せること・・・相手に伝わるように「わかりやすく」を心がけ、
②見せると聞かせるを区別すること・・・連絡ノートと直接の会話を明確に区別し、
③すぐに直さないこと・・・なんでもすぐに指摘しない。待つことも大切。
これが、保護者に伝える際の3つのポイント です。
基本的に、保育者には、「保護者対応能力」は はじめから備わっています。
常に、「保育者」としての姿勢を忘れずに、
肩の力を抜いて対応すれば きっとうまくいきます。(げんき)
保育者は、保護者に「教え方を教えること」も大切な仕事なのです。(げんき)