「先生は、保育相談の際に、必ず確認していることって ありますか?」
週末の保育者研修で、保育士の先生から ご質問を頂きました。
保育相談というか、子育ての相談をお受けした場合に 必ず確認することは あります。
それは、「1日の流れ」です。
こどもの「1日の行動の流れ」は 必ず確認しています。
「時間」と「行動」
これは、セットだからです。
子育ての相談というのは、基本的には「行動」に関する相談 です。
●●をやってくれない。
●●ができない。
●●しない。
ほとんどの場合、こどもの「行動」についての相談です。
そうしたご相談をお受けすると、その「行動」だけに注目してしまい、
それを「やるために」どうしたらよいかという方法に 目を向けてしまいがちです。
もちろん「方法」は大切ですが、忘れてはならないのが、
「時間」なのです。
「しつけ」というものは、
「その時間になると身体が自然に、そのような行動をしてしまう」
その状況を作るプロセス をいいます。
しつけの「基本」は 「時間」なのです。
「時間になると自然に行動する」
これが、TPOにつながり、「その場に応じた行動をとる」につながるのです。
その時間に、どのような行動をしているのか。
こどもを見る目、見る基本は すべて ここにあるのです。
最初に考えるのは、「どうやったらできるのか」ではなく、
「どの時間に行なうのか」 なのです。(げんき)
僕のところでは、大人もこどもも「認知行動療法」をベースとしたセラピーを行なっています。
その際に 枠組みとなる考えのひとつが、「時間」と「行動」の関係です。(げんき)