ゴールデンウィーク中の先週末に、保育者勉強会がありました。
そこで、保育士の先生から
「こどももそうなんですが、、特に保護者の方に『行動』してもらうためには
どんな点に気をつけたらいいですか?」
という ご質問を頂きました。
「行動してもらうためには」
いろんな方法が考えられます。
もちろん、やる気の出かたというのは 人それぞれですが。
でも、、相手に「行動してもらう」ためには、
一つだけ 大切なルールがあります。
それは 『行動』だけを促さないこと です。
単に 片付けなさい、走りなさい と 『行動』だけを促されても
きっと 誰もやらないはずです。
『行動』は セットで 存在するものです。
その「セット」とは、
「きっかけ」 + 「行動」 + 「成果」 です。
この3点セットで はじめて 『行動』に意味が生まれるのです。
例えば 保育現場や家庭で 「出したものは ちゃんと片付けなさい」
こどもたちに そう伝えても なかなか 片付けという「行動」は 身につきません。
なぜなら そこには、「きっかけ」「行動」「成果」が見えないからです。
例えば 先生が
「さあ今から絵本の時間ですよ」と絵本を持ってくる
こどもたちは、大喜びをして おもちゃを片付けはじめる。
綺麗に片付け終わって みんながきちんと座れたら
さあ、おもしろい絵本の時間の はじまり、はじまり!!
この流れだと
「きっかけ」・・・先生が絵本を持ってくる
「行動」・・・・こどもたちが おもちゃを一斉に片付けはじめる
「成果」・・・楽しい絵本の時間がはじまる
という 「きっかけ」+「行動」+「成果」という流れになります。
それも「すぐに」行動したら、「すぐに」成果があらわれる。
この「すぐに」が 「やる気」の素なのです。
「成果」が早く出れば、すぐに『行動』することもできます。
すぐに『行動』を促したいのであれば
すぐに「成果」があらわれる必要があるのです。
相手に『行動』を促すのであれば
「きっかけ」を作ること
そして「成果」を作ること です。
そうすれば 自動的に 『行動』を促すことは できるのです。
「きっかけ」「行動」「成果」が自然な流れになったもの
これが「習慣」なのです。 (げんき)
「きっかけ」を上手に作れる人。わくわくする「成果」を作れる人。
これが 相手の「モチベーションを上手にあげれる人」 なのです。(げんき)