その568)保育士に求められているソーシャルワークとはなんでしょうか?

 

 

「具体的に保育士に求められているソーシャルワークとはなんでしょうか?」

 

 

学生のいとたさんからご質問を頂いてました。

 

ずいぶん長くお待たせして、ごめんなさい。

 

 

 

 

あくまでも僕の考えとしてお話させて頂きます。

 

 

 

まず最初に一番大事な点ですが、、

 

「保育士がソーシャルワーカーになる」 必要はありません。

 

 

ここは 一番大事な部分です。

 

 

「保育士」は あくまでも 「保育者」です。

 

 

 

「保育」というのは 実際にやってみると 想像以上に 仕事量も多く

 

精神的にも肉体的にも かなりの負荷がかかる仕事です。

 

 

そこに、「ソーシャルワーカー」としての仕事が追加するというのは

 

期待されていませんし、実際にそれを行うことは難しいものです。

 

 

 

だから「ソーシャルワーカー」を兼務しなさいということでは ないのです。

 

 

 

ただ、、、「ソーシャルワークの視点」

 

 

もっと簡単に言えば 「ソーシャルワーク」が持つ 「幸せに対する考え方」

 

それを基本とした「相談支援」「相談援助」について 少し知っておいた方が良い

 

 

そういう風に考えています。

 

 

 

それが、「保育士に求められているソーシャルワーク」だと思っています。

 

 

 

「視点を学ぶ」

 

 

それだけで十分なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソーシャルワークをしない者は、ソーシャルワーカーではない。」

 

 

そうしたお話をされている方も、いらっしゃるようですが、、、(残念)

 

 

基本的に 「ソーシャルワーク」は特別なものである とは

 

 

僕自身は 全く思っていません。

 

 

 

福祉職が 基本的には知っていた方が良い「共通のインフラ」的なもの

 

 

介護福祉士やヘルパーの方だったり、保育士や幼稚園教諭、学童の先生だったり

子育て支援の方やボランティアの方だったり、みんなが知っておいた方が良いもの。

 

  そう、思っています。

 

 

なぜなら「ソーシャルワーク」とは「全体活動」だからです。

 

 

 

 

保育者にとっては、「保育」が 一番大事なものであり

 

最も大きな「課題」です。

 

介護福祉士やヘルパーの方だったら、もちろん「介護」が一番大事なものです。

 

 

 

ただ、そこに 「ソーシャルワーク」の視点が加われば

 

そこには、「保育の余裕」が生まれることは間違いありません。

 

 

 

 

 

保育士は、「ソーシャルワーク」を学ぶことで 負担が増えるのではなく、

 

 

こころに「余裕」が生まれるのです。(げんき)

 

 

 

 


 

  「保育士」が「ソーシャルワークの視点」を学ぶと、保育が「楽」になります。

   そして、「保育に専念しよう」という想いが、ますます強くなってくるのです。

 

  「保育の大切さ」や「本来の姿」を思い出すために、「ソーシャルワーク」に触れるのです。(げんき)